旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

御霊供膳 閑雲野鶴日記2022年(令和4年)8月14日(日)

2022-08-14 20:30:47 | 閑雲野鶴日記

 明日の昼過ぎから雨が降る予報ですから、束の間の晴れでしょうか。
 

 今日から位牌堂には、お寺さん準備した御霊供膳(おりくぜん)が供えられます。
 御飯は右向こう・汁は左向こう・煮物(平皿)は右手前・漬物は左手前・真ん中は和え物(ツボ)ですが、何年も前からツボの和え物の代用としてお菓子、特に夏はゼリーを使うようになっています。


 おまけ。
 今夜の肴。
 「煮しめ」「蛸と胡瓜の潮」「胡瓜の辛子漬け、大根おろしのめかぶのせ、大根の赤酢漬け」「ボロニアソーセージ、さきいか人参、茄子の油焼き、牛蒡の赤酢漬」「蟹味噌」



駅弁コレクション229 「下津井旅情」(岡山駅)

2022-08-14 12:15:18 | 駅弁コレクション
【下津井旅情】(岡山駅)
                            2022.8.14投稿

2016年(平成28年)12月10日 岡山駅で購入 価格1,080円
                      [製造元](株)三好野本店

 下津井港を描いた絵に、下津井節の一説と商品名が書かれた掛紙(ボール紙製の箱)です。


 御飯は「祭ずし」。酢飯の上に錦糸玉子を載せ、海老酢漬、ままかり酢漬、たこ酢漬、も貝煮、煮あなご、酢蓮根、紅生姜を散らしています。
 おかずは、御飯の横に牛蒡の甘煮、さわらの白醤油焼き、ひじき煮、枝豆の塩茹、卵焼き、はじかみが入っています。
 右上には、海老・椎茸・シシトウの天ぷらと肉団子串です。
 左上には、枝豆がんも・こんにゃく・いんげん・筍・人参の炊き合わせといいだこ醤油煮です。
 中央は、大根さくら漬けと抹茶わらび餅です。




 駅弁の名前になっている「下津井(しもつい)」というのは、岡山県倉敷市の中でも、もっとも四国側に突き出した場所にある港町です。
 この駅弁は、2007年(平成19年)6月に駅弁から撤退した「西日本サービスネット岡山」の駅弁でした。
 人気商品だったため現在の製造元が引き継ぎ復活しました。
酒の肴におかずをつまんで、仕上げに「祭ずし」。お勧め駅弁です。
 現在も1,180円で販売されていますが、『駅弁マーク』が付かない「幕の内弁当」扱いになっています。


 「サンライズ出雲・境線・三江線の旅」の途中、岡山駅で購入しました。

 製造元の三好野本店は、1963年(昭和38年)から販売している『祭ずし』が有名です。
 三好野の前身は、1781年(天明元年)岡山の西大寺で創業した米問屋「藤屋」だそうです。
 1874年(明治7年)には高級旅館「三好野」を始め、1891年(明治24年)の山陽鉄道倉敷延長されたのを機に、駅弁の販売を始めたそうです。
 1937年(昭和12年)に株式会社に改組。
 駅弁だけでなく、各種弁当・仕出料理・総菜等製造並びに販売を手がける会社です。
 2022年(令和4年)に天満屋ストアの完全子会社となりました。