旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

『送り火』 閑雲野鶴日記2022年(令和4年)8月16日(火)

2022-08-16 19:27:28 | 閑雲野鶴日記

 今日は月遅れお盆の『送り火』。
 家庭の玄関先や庭で行われる『迎え火』と違って、『送り火』には家庭で行われるものの他、有名な京都の五山送り火に代表される「山の送り火」と、「灯籠流し」「精霊流し」の「海の送り火」の2つがあるそうです。
 残念ながら、朝に続いて夕方も強い雨が降ったので、送り火は出来そうにもありません。


 おまけ。
 今夜の肴。
 「野菜さつま揚げ、胡瓜の玉子炒め、煮物(鶏肉・長芋・人参・椎茸・牛蒡・蒟蒻)」「冷や奴」「茄子の油焼き、茗荷とハムの炒め物、焼き鮭」


駅弁コレクション231 「桃太郎の祭ずし」(岡山駅)

2022-08-16 10:29:24 | 駅弁コレクション
【桃太郎の祭ずし】(岡山駅)
                            2022.8.16投稿

2016年(平成28年)12月10日 岡山駅で購入 価格1,000円
                      [製造元](株)三好野本店

 昔話『桃太郎』に登場する桃太郎とその仲間のイラストが色鮮やかに描かれた掛紙(パッケージ)です。


 容器は桃の形をしています。


 酢飯の上に錦糸玉子を敷き、鰆(さわら)の酢漬け、たこの酢漬け、酢蓮根、藻貝煮、ままかりの酢漬け、海老煮、紅生姜、菜の花醤油漬け、椎茸煮、筍煮、小鯛の甘酢漬け、穴子煮を載せています。


 蓋を開けると彩りや盛りつけがとても美しく、「祭ずし」というネーミングがぴったりの駅弁でした。
 岡山県の郷土料理「ばら寿司」と、岡山説が根強い桃太郎伝説。この岡山名物をミックスした駅弁が『桃太郎の祭ずし』と言われていますが、1963年(昭和38年)の販売当初は『祭ずし』の名で販売を始めました。
 その後、岡山県らしさということをさらに強調するように、桃太郎にちなんだ桃型の容器を開発したことをきっかけに、名前も『桃太郎の祭ずし』に変わりました。
 パッケージの裏には、「祭りずし」の説明と、「三好野本店」の駅弁の歴史が書かれています。


 「サンライズ出雲・境線・三江線の旅」の途中、岡山駅で購入しました。
 この駅弁は現在も1,000円で販売されています。
 酢飯にのせる食材は数年ごとに見直しを図っているということで、現在は有頭海老煮、焼き穴子、ままかりの酢漬け、たこの酢漬け、あさり煮、焼きたけのこ煮、椎茸煮、青菜漬、酢蓮根、おぼろ、紅生姜、錦糸玉子の12種類のようです。


 製造元の三好野本店は、1963年(昭和38年)から販売している『桃太郎の祭ずし』が有名です。
 三好野の前身は、1781年(天明元年)岡山の西大寺で創業した米問屋「藤屋」だそうです。
 1874年(明治7年)には高級旅館「三好野」を始め、1891年(明治24年)の山陽鉄道倉敷延長されたのを機に、駅弁の販売を始めたそうです。
 1937年(昭和12年)に株式会社に改組。
 駅弁だけでなく、各種弁当・仕出料理・総菜等製造並びに販売を手がける会社です。
 2022年(令和4年)に天満屋ストアの完全子会社となりました。