旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション6 「御弁当」(広島駅)

2021-11-04 13:06:06 | 駅弁コレクション
【御弁当】(広島駅)
                           2021.11.04投稿

1976年(昭和51年)7月1日購入 価格500円
                     [製造元]広島駅弁当(株)


 1976年(昭和51年)7月1日という日付から、夏休みの帰省で東海道新幹線車内販売で購入したものと思われます。
前年の1975(昭和50年)3月10日の山陽新幹線岡山駅・博多駅間延伸に合わせ、その前年の1974(昭和49年)から、東海道新幹線開業以来ビュフェしかなかった新幹線で食堂車の営業が始まりました。
 一番安いのがサンドウィッチで450円、次が特製カレーの500円。定食になると1,000円以上と、当時の学生には高嶺の花でした。
 そこで、駅弁ということになるのですが、所謂幕の内弁当がまだ主流の時代です。
 この日はダイヤ改正が行われた日で、東海道新幹線はそれまでの「ひかり」「こだま」の設定枠が毎時4本ずつから5本ずつとなり、東京駅発広島行「ひかり」が毎時16分にパターン化されました。
 掛紙のはそれをお祝いするシールが貼られていました。

 山陽新幹線博多開業30周年を記念して、2005年(平成17年)1月23日から9月30日まで販売された、沿線12駅10駅弁業者による『復刻!懐かしの駅弁』として広島駅弁当(株)が販売したのは、1975年に販売していた『御弁当』でした。ただし、復刻したのは水色地が基調の掛紙だけで、中身はオリジナルとのことです。
 現在でも広島駅弁当(株)では、幕ノ内系の『廣島上等弁当』を販売しています。
 こちらは、古い資料をもとに試行錯誤の末、明治30年代の駅弁の味を再現した復刻版だそうです。




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