旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

「志功さんの包装紙~弾丸東根室駅~はやぶさ飲み?通し」旅 4 帯広へ

2025-02-01 12:42:01 | 「志功さんの包装紙~弾丸東根室駅~はやぶさ飲み?通し」旅
 2日目も夜明け前の出発です。


 札幌駅には昨年の5月15日から稼働している「駅弁自動販売機」があると言うことで、ちょっと早めにやってきました。
 昨今の人手不足等による店舗閉鎖を背景に、省スペースでの駅弁販売可能な「駅弁自動販売機」をJR札幌駅構内で駅弁販売を行っている札幌駅立売商会(弁菜亭)と、JR北海道フレッシュキヨスクが協力して、改札内に設置したそうです。
 販売時間は5時40分から23時45分までと、有人売店より長い時間販売しています。


 販売しているのは6種類ですね。


 久しぶりに道東に向かいます。


 札幌駅のアナログの乗車口案内が良いですね。


 特急「おおぞら」。函館駅と帯広駅を往復するために、人生で初めて乗った特急列車です。
 「おおぞら」は、1961年(昭和36年)10月1日のダイヤ改正で北海道初の特急列車として誕生した、函館駅・旭川駅間で運行された特急列車に付けられた愛称で、翌年には釧路発着編成が連結され、1967年(昭和42年)3月1日からは函館駅・釧路駅間の運行となりましたが、1986年(昭和61年)11月1日の国鉄最後のダイヤ改正で、函館駅発着を廃止しすべて札幌駅発着となりました。


 朝食は今年3食目の駅弁です。
 札幌駅の駅弁、札幌駅立売商会(弁菜亭)の『北海道周遊おにぎり弁当』です。有人売店で購入しました。
 JR北海道の特急列車の写真入りの掛紙が6種類あるそうですが、日替わりで掛けられていて、今日は「ライラック」でした。
 元々は本州と北海道を結ぶ特急「スーパー白鳥」に使用された車両です。


 隣のホームにはその「ライラック」が停車していました。
 現在は、運転区間である札幌・旭川駅間のほか、旭川駅で接続する列車の沿線である稚内・網走方面の観光素材を先頭部分にラッピングしています。ラッピングは、6編成・全24種類あるとのことです。


 肝心の中身ですが、掛紙を外して出てきた容器に「四季彩」の文字、仕出し弁当と共有している容器なんでしょうね。


 ザンギ、アスパラガス、とうもろこしなど北海道らしい食材はもちろん、札幌駅名物・柳もちも入っています。


 朝食としてはちょっと重い感じです。かつて販売されていた「ひぐまの贅沢おにぎり」という駅弁がが好きだったなぁ~。


 日の出です。
 大分冷え込んでいますね。


 石勝線に入っています。


 この先あまりお天気は良くないようです。


 旅客を扱う「駅」としては北海道内で最も標高が高い、標高537.13 mに位置しているトマム駅です。
 駅としてはここを境に、石狩から十勝に入ります。


 雄大な高原風景が見えるはずでしたが、残念!


 札幌駅から2時間31分。帯広駅に到着しました。


 次に乗車予定の列車まで1時間7分。
 急いで向かったのは、創業1925(大正14)年の竹屋製菓さんです。


 代表菓は「そばやき」。




 そば粉だけで焼き上げた珍しいお菓子です。生地はそばの風味と、しっとりさっくりの食感です。


 中には求肥と十勝産小豆のつぶあんが隠れています。


 竹屋製菓といえば日本を代表する版画家、棟方志功が描いた倭絵(やまとえ)の包装紙を使っていることも特長です。
 先代社長が、「新しい包装紙を作りたい」と考えていた折、たまたまテレビで見た棟方志功の人間性に惹かれ、「この先生に描いてもらいたい!」と情熱だけで東京の事務所に出向いたそうです。
 もちろん突然行っても会えるはずもなかったのですが、棟方氏のマネージャーが先代社長の思いに共感してくれ、さらには志功さんがお土産の「そばやき」を気に入ってくれたことで面会がかない、包装紙の絵を描くことになったそうです。




 絵は同じですが、2色準備し用途に応じて使い分けているそうですが、「そばやき」には黒刷りを使っているそうです。




 ミッション1「志功さんの包装紙」成功。
 帯広駅に戻ります。

 つづく


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