93年C1500の納車整備、続きです。
水廻りを先に決めたいのですが、部品がこないためマフラーをやっていきます。
お客様のご希望でフローマスター40を使います。
前側は触媒ですのでフランジを取り付け、脱着できるようにしていきます。
位置合わせして点付け溶接していきます。
位置が決まったら外して本溶接です。
これを何度か繰り返して前から作っていきます。
リデューサーを使いパイプとパイプの寸法も合わせていきます。
まだエンジンかけれないので漏れがチェックできません。
エンジンかけれるようになったら確認です。
明日は部品が来ますように!!!
業者様より依頼のありました95サバーバンのオートマ続きです。
クラッチ類は組み込む前にATFにつけておきます。
今回はオイルポンプの話です。
オートマも油圧でクラッチを圧着させたりしていますので当然ですがポンプで油圧を作らなくてはいけません。
トルクコンバーター(フレックスプレート)によってまわされています。
そのオイルポンプが回ることにより各部の潤滑やクラッチの圧着などをしています。
逆に言うと、エンジンがかかっていないとフレックスプレートは回りません→ATのオイルポンプが回りません→AT内部が潤滑出来ません、、ということになります。
聞いたことある方もいらっしゃると思いますがオートマ車は長距離、高速走行での牽引が出来ません。
オートマはインプットとアウトプットの2本のシャフトを使っています。
インプット側はトルココンバーターとつながっていますがアウトプット側はプロペラシャフトと直結しています。
このあたりの作りがイメージできる方なら想像つくかと思いますが延引時はATのオイルポンプは回っていないのにアウトプットシャフトは回ってしまいます。ですのでスピード出して牽引するとアウトプット側が焼きついてしまいます。
話が長くなりましたがオイルポンプです。
ブルーのものは組み付け用グリスです。
真ん中の丸いところがベーン式ポンプです。
センターだしツールを使い芯をだし、トルクレンチでくみ上げます。
組み終わったら治具を使ってポンプがスムーズに回ることを確認します。
作り自体はシンプルですがとても大事な部品です。
こちらもすべて組み終わり本日発送いたしました。
明日は部品が来ればC1500の水廻り、こなければ燃料ポンプ交換です。