今回は車体ではなくGMの電子制御式4速オートマチックトランスミッション4L60Eのオーバーホールです。
まずはトランスミッションスタンドにオートマをかけて外のチェックと掃除、ベルハウジングを外します。
その後順序良くばらしていきますが、ドンドンばらしていくのではなく、各部チェック&測定しながら進めていきます。
うちに入ってくるミッションはどこかが壊れているから入ってくるわけですので、その不良箇所を探しながら分解です。
↑はまだばらし始めるところですが、組みつけの際スラスト方向(軸方向)の遊びを調整するシムはどれを選択するかを決めるために遊びを測っておきます。
順々にばらしていき、トランスミッションは空になりました!
迷路のようなオイル通路すべてを掃除、チェックして行きます。
このミッションは状態が良いですね。
リビルトのベースとしては安心して使えるレベルだと思います。(不安なベースは使いませんのでご安心を!)
プラネタリーの遊びもすべてチェック!どれもメーカー基準値に収まっています。
今回組み付ける新品クラッチはあらかじめATFに漬けてなじませておきます。
今回唯一不安なリアクションシェルは新品交換しておきます。
以前のブログにも書きましたがここはとても弱いです。
根元が減っているのを見つけると怖くて再使用できません。
はしょりますがこれでアウトプット側は組み終わり!
クラッチの作動を低圧のエアにて確認します。
オッケーです!!
続いてインプット側です。
すべて洗浄、チェックしてから組み付けグリスを塗り、ピストン、クラッチを入れていきます。
ピストンも1つずつ入れていくところ、ユニットで組み付けるところと色々です。
明日はオイルポンプ、オートマの頭脳、、、、、バルブボディーと続きます!