K氏所有、96年タホのステアリングリンケージ、リフレッシュ続きです。
最近の車はラック&ピニオン式という方式でボールジョイントといういわゆる関節が少ない方式になっていますが99年までのCシリーズはボールスクリュー式という方式をとっています。
少し前までは乗用車はラック&ピニオン、トラック等貨物車はボールスクリュー式というイメージでしたが最近では貨物車でもラック&ピニオン式が多くなってきています。
ボールスクリュー式は負荷に強く量産性に優れていますのでトラック等に用いられるのですが、関節部分が多くそれなりにメンテナンスが必要です。
今回はその関節部分をすべて交換させていただきます。(コントロールアームは除く)
そのボールジョイントはテーパー状で組まれていますので抜き取るのにボールジョイントリムーバーが必要です。
場所やサイズによって使い分けますがC1500シリーズをやるにはこれだけ必要です。
まずはタイロッドエンドを抜きます。
続いてピットマンアームとアイドラーアームです。
これでステアリングリンケージが外れましたので車より取り外します。
アイドラーアームASSYも取り外します。
いい汚れ具合ですね!!
リンケージも真ん中の部分は再使用しますのできれいにしておきます。
いよいよ問題のギアボックスの取り外しです。上からの作業がスムーズに行くよう、ラジエターファンシュラウドとファンASSYを取り外します。
これでギアボックスが丸見えになります。
やっと取り出します。
17年分の汚れがたまっていますね!
卓上バイスにくわえて特殊工具で抜き取ります。
メカニックによっては叩き抜く方もいますが(私も雇われ時代はそうでした)やはりこの方式が一番いいと思います。
で、諸悪の根源抜けました。
今度新品の動きもアップしますがグラグラです。
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汚れも掃除して部品を待ちます。
綺麗ですね!!
パワーステアリングパイプが切れているように見えますがこれはゴミが入らないように蓋をしている当方の部品です。
明日は部品が届く予定ですので組み付け、調整です!!
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