四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ツツジに集まる黒いアゲハの仲間

2014-05-03 08:48:00 | 湘南
5月2日
ツツジの咲く林内に黒いアゲハを観察に出かけました。天候は快晴で初夏の陽気です。最初はお互いに牽制して飛び回るので撮影できませんでしたが、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハが混ざり合ってツツジからツツジへと移動するのを目で追っていました。


ナガサキアゲハ♂(11:10)


ナガサキアゲハ♂(別個体 11:29)

11時過ぎから徐々にツツジに止まり始めました。ナガサキアゲハ♂には、真っ黒のもの、紺色が地のものがいました。


モンキアゲハ(12:32)



モンキアゲハはなかなか止まってくれないですが、昼食時?になってしきりに吸蜜するように。



そうそう、午前中からひっそりと休息しているのもいました。


カラスアゲハ♂(12:57)



カラスアゲハは、動きが速いので撮るのに苦労しました。ツツジの花に頭を突っ込んだ写真なら割りと容易に撮れるのですが様になりません。


ジャコウアゲハ♂(12:27)

出現してから日数の経っていたジャコウアゲハは一番数の多い種類でした。ジャコウの♂が他のアゲハ類をしつこく追い回すシーンが多く見られました。


ジャコウアゲハ♀(13:15)

最後に目の前に現れてくれた美人のジャコウアゲハ♀。動きが緩やかでツツジを渡り歩くのを長距離(といってもせいぜい20m)追い掛けることができました。

ご一緒させていただいたAさんには大変お世話になりました。有難うございました。

※カメラ : NIKON D7000
 レンズ : Tamron SP Di AF 180mm 1:3.5 MACRO 1:1


新春の江ノ島を歩く

2014-01-11 16:07:00 | 湘南
昨日(1月10日)、鎌倉古道を歩く会の企画で、江ノ電江ノ島駅~江島神社~龍口寺~小動神社~満福寺を歩きました。曇りで冷たい風の吹く、この冬一番の寒い日で、スタート時には小雪も舞いました。


江ノ島神社

江ノ島弁天橋を渡り、江島神社の辺津宮をお参りしました。


富士山

江ノ島弁天橋を戻る頃、湘南海岸の方の雲が切れて富士山が見えました。左の方は、雪雲が被っています。


セグロカモメ

冬鳥です。4月頃、シベリア方面に渡っていきます。カモメ類は、カモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメなど種類が多いですが、嘴の色・斑紋、背中の羽の色、脚の色などを頼りに見分けます。
トンビとハシブトカラスが向い合うツーショットは逃しました。


龍口寺

日蓮上人が死刑に処せられようとしたが、奇跡的に死罪を免れた霊跡に日法上人が祖師像を安置した草庵が龍口寺の始まりといわれています。


龍口寺の五重塔

この五重塔は、神奈川で唯一の五重塔。関東大震災で15cm捻れたとのことです。


龍口寺山門の彫刻


小動神社(コユルギジンジャ)

文治年間(1185~89)に源平合戦で活躍した佐々木盛綱がここの小動山に登り、風光と小動の松の音に感激して、近江・八王子宮を勧請したのが始まりといわれています。


小動岬より江ノ島方面

小動岬は、太宰治が心中未遂事件を起こした所としても有名。


満福寺(15:57)

奈良時代、聖武天皇の頃に造られたと伝えられています。平家を滅亡させた義経が鎌倉入りを止められた折ここに滞在し、頼朝に書状(腰越状)を認め送ったが、頼朝に受け入れられなかったとのことです。

満福寺でこの日初めて明るい日の光が射してきました。大分太陽が西に傾いていますが、年末よりは少し日が長くなりました。

最高気温:6.0度(辻堂)

大船観音

2013-09-16 19:40:00 | 湘南
大船観音

鎌倉古道を歩く企画で、初めて大船観音を間近に拝みました。


大船観音(9月13日)

昭和9年(1934)に原型輪郭が出来上がりましたが中断し、昭和32年(1957)に再度起工し、昭和35年に完成したものです。平成に化粧直しされました。
高さ25.59m、幅18.57m、重さ1.9t
立ち上がると65mにもなり、東京駅まで歩いて18分という計算になるそうです。


原爆の火

境内に、原爆の火が燈されています。その由来が石碑に刻まれています。

↓クリックで拡大



台風18号が直撃

台風18号が関西地方から東北地方までの各県に大きな被害をもたらし、走り去りました。皆様のところでは大丈夫だったでしょうか。

まだ台風の発生する前に、南洋上に大きな雲の広がりがあり、いつの間にか台風になり、「数十年見られないような豪雨」がゲリラ的に襲いかかりました。昔に比べて気温が上昇し、雨による災害が増えているのが気にかかります。
今日の合唱強化練習は、やむなく中止となりました。


9月16日 18:04

大相撲が終わる6時頃、西の空が茜色に染まりました。ベランダから撮った、台風一過の夕空です。



鎌倉の紫陽花

2013-06-16 08:52:00 | 湘南
6月14日、鎌倉古道を歩く会で、紫陽花あふれる寺社を訪れました。紫陽花は慈雨に恵まれ、瑞々しい姿を披露していました。午前中霧雨の天気も午後には上がり、日もさしてきました。


甘茶(極楽寺にて)

甘茶は、ガクアジサイの変種です。


ナツツバキ(成就院にて)



成就院から由比ヶ浜海岸を臨む



道端の紫陽花


江ノ電の踏切にて

坂の下の御霊神社付近の踏切には、アジサイと江ノ電を撮りたい観光客が大勢カメラを手に江ノ電が来るのを待ち構えていました。通過後に撮った一枚です。

<長谷寺のアジサイ散策路>
入場制限がありませんでしたが、入り口前に列ができて10分くらい待たされました。歩き始めると数珠つなぎ状態で、立ち止まって写真を撮れる場所も限られていました。














風鐸

仏堂の四隅の軒に吊るされている青銅製の風鐸(画面の上に写っています)。その役割について教えてもらいました。
お寺では、中に蝋燭が灯されているので、大風が吹くと倒されて火事になる恐れがあります。風鐸を吊るしておけば、大風の時にいち早く警鐘を鳴らしてくれるので、火事を未然に防ぐことができます。

江ノ島古道を歩く

2012-11-13 13:11:00 | 湘南
鎌倉古道を歩く会の催しで、江ノ電の江ノ島駅から藤沢駅まで「江ノ島古道」を歩きました。

江ノ島駅→常立寺→本蓮寺→密蔵寺→諏訪上神社→泉蔵寺→岩谷不動→新林公園→藤沢駅

江ノ島古道は、江戸時代の庶民が江戸から藤沢を経由して江ノ島弁財天へお参りする道として利用されていました。


常立寺

日蓮宗龍口寺輪番八ケ寺の一


境内にある元使塚

1274年第一次元寇の翌年来日し北条時宗により処刑された6回目使節5名の供養碑で、正使の杜世忠(モンゴル人)のほか、漢人2名、イスラム人1名、高麗人1名のものだとのこと。元寇はモンゴル軍の来襲との認識しかありませんでしたが、イスラム人までを含む軍を組織していたとは。
モンゴル出身の朝青竜や白鵬が参拝し、新しい青の布に取り替えたこともあります。


本蓮寺 日蓮宗龍口寺輪番八ケ寺の一

1271年日蓮上人が龍口法難を免れこの寺に休息したことから、1304年に日蓮宗の寺に改められました。


密蔵寺 真言宗

中央左の木は、女優木暮実千代が1957年に記念植樹した桂の木「愛染かつら」です。


泉蔵寺

弘法大師が開いたといわれる真言宗の寺で、元は片瀬にあり、1506年にこの地に移築されました。本堂は唐破風の向拝のついた建物で屋根には鯱鉾があります。


岩谷不動

弘法大師の岩屋修行の地といわれています。


旧小池邸

谷戸と背後の山からなる新林(シンバヤシ)公園に、藤沢市内柄沢にあった旧小池邸を移築したものです。


長屋門

旧小池邸の隣にあり、藤沢市渡内の福原家の長屋門を移築したものです。


片瀬川(16:01撮影)

片瀬川に架かる橋から上流方面を見たところです。左右に川が分かれていますが、右は柏尾川、左は境川です。境川を遡れば、相模原市・町田市に辿り着きます。

晩秋の午後、はるか昔の古道をたどる静かな散策となりました。