クツワムシは日没後にかなり暗くなってから鳴き始めます。9月7日の19時半頃、木もれびの森(相模原市)の遊歩道の橙色灯近くで観察したところ、2匹鳴いており、近くには雌を含めて合計4,5匹見付けました。かなりの密度で集っているので驚きました。クツワムシは遺伝により緑色型、褐色型が現れると言われていますが、そのどれもが褐色型でした。
2005年に別の場所で緑色型を見ているので、9月10日に真っ暗闇のその場所辺りに懐中電灯を持って行ったところ、褐色型と緑色型を見付けました。その日に見た4匹のうち3匹が褐色型でした。
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クツワムシ(褐色型、9月10日)
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クツワムシ(緑色型、9月10日)
小林正明著、「秋になく虫」、信濃毎日新聞社(1990)によると、クツワムシの体色には3種類あり、静岡では緑色30、赤褐色50、灰褐色20の割合だったと書かれていますが、今回の観察では褐色型の割合が大きいという印象でした。ただし、鳴いているのに見付けられなかったのが2匹いたので、それが緑色だった可能性もあります。
クツワムシは、懐中電灯で照そうとも近づいてフラッシュ撮影しようとも、音を立てて驚かせることさえしなければ逃げもせずにそのまま鳴き続けます。一旦鳴き止んでもしばらくすれば再び鳴き始めます。葉の上で歩きながら鳴くのでとても見付けやすく撮影しやすい種類で、毎度のことながらその大らかさには関心させられます。
2005年に別の場所で緑色型を見ているので、9月10日に真っ暗闇のその場所辺りに懐中電灯を持って行ったところ、褐色型と緑色型を見付けました。その日に見た4匹のうち3匹が褐色型でした。
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クツワムシ(褐色型、9月10日)
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クツワムシ(緑色型、9月10日)
小林正明著、「秋になく虫」、信濃毎日新聞社(1990)によると、クツワムシの体色には3種類あり、静岡では緑色30、赤褐色50、灰褐色20の割合だったと書かれていますが、今回の観察では褐色型の割合が大きいという印象でした。ただし、鳴いているのに見付けられなかったのが2匹いたので、それが緑色だった可能性もあります。
クツワムシは、懐中電灯で照そうとも近づいてフラッシュ撮影しようとも、音を立てて驚かせることさえしなければ逃げもせずにそのまま鳴き続けます。一旦鳴き止んでもしばらくすれば再び鳴き始めます。葉の上で歩きながら鳴くのでとても見付けやすく撮影しやすい種類で、毎度のことながらその大らかさには関心させられます。