四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

Ensemble14演奏会終了とモンキチョウ初見

2015-02-13 13:59:00 | 南多摩
2月8日
Ensemble14演奏会は無事に終了しました。響きの素晴らしい紀尾井ホールで気持よく歌うことができました。ご来場いただいた大勢のお客様、ご指導いただいた辻秀幸先生、練習ピアニストの田城章子先生、管弦楽のプロ演奏家の皆様、団員・スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。また、この日を目標に練習を積まれた団員ソリストの皆様、お疲れさまでした。毎年の上達ぶりを楽しみにしています。
自分自身は年末から不整脈や風邪で不安な面もありましたが、今回も何とか元気に出演でき安堵しております。

2月12日
朝から晴れて暖かくなりそうな予報に誘われ、多摩丘陵の谷戸巡りをしてきました。

先ずはキタテハやテングチョウ、キタキチョウの越冬地へ。
10時20分頃に谷戸に着くと、キタテハが旋回しておりやがて法面上部の草地に止まり開翅しました。

写真をクリックすると拡大して見られます

キタテハ(10時21分)

場所を移してまた日光浴です。この時期、葉裏での休眠中は翅を閉じていますが、暖かな日に飛び出しての日光浴中は翅裏が見えず性別が分からないな~などと考えているうちに飛び去ってしまいました。



ここにはキタキチョウやテングチョウの越冬実績もあります。そこで、30分ほど待機しましたが、その他の飛ぶ蝶は現れませんでした。

11時20分頃に次の谷戸へ。モズ専門で撮影しているという男性と話したりしてしばらく待つと、11時50分頃にモンキチョウが1頭現れ、斜面にそって♀探しの飛翔が始まりました。これが2015年の新生蝶初見になりました。蝶の世界ではいよいよ春が近づいてきましたね。
飛び始めは左右に周期1,2分で往復し、なかなか休止しないので、弁当を広げて待つことに。

12時半頃、隣を縄張りとするもう1頭が現れましたが、最初の♂に追い払われました。12時50分頃になってようやく時々休止するようになり、足早に接近して撮影にこぎつけました。探雌モードでは花に止まって吸蜜することなく枯葉に紛れるような場所を選び休止していました。


モンキチョウ♂(12時47分)

乾いた土に落ちた枯葉に舞い下りて休憩です。


モンキチョウ♂(同一個体)

最盛期(4月頃)には極めて多く飛び交う場所なので、まだ発生の初期と思います。自分としては、マイフィールドとしている町田・相模原で2月内にモンキチョウを見たのは初めてです。しかも大幅な記録更新!多分いつ多産地を訪問するのかがポイントなんでしょうね。
モンキチョウが出現した谷戸南斜面の環境です。手前の斜面沿いに往復・休止を繰り返していました。


モンキチョウ出現環境

斜面はほぼ枯草に覆われていますが、オオイヌノフグリ、カントウタンポポ、ヒメオドリコソウなどが咲いていました。寒い北風の遮られる谷戸南斜面の微気象は春の陽気で、1月からこれらの花が咲いています。


カントウタンポポ

カントウタンポポには綿毛も見られ、だいぶ前から開花しているようです。

その後、ルリタテハの越冬場所を覗くと無事越冬態勢継続が確認できました。


越冬ルリタテハ


橋の裏の状態

今回は、橋の裏の様子が分かるように広角でも撮影。昨年は同じ橋の裏で1頭が3月中頃まで静止していました。

ウラギンシジミの越冬地にも立ち寄りました。葉裏に静止していた歩道脇のヒサカキの木を見上げて探しましたが見付からず行方不明に。その間、3組の自然散策の人たちに何を探しているんですか?と尋ねられ、そのたびに「この木の葉の裏にウラギンシジミという蝶が翅を閉じて冬越しをしていたんですが・・・」と説明させてもらいました。

さて、次の新生蝶はモンシロチョウでしょうか、ベニシジミでしょうか。
楽しみです。

♪ゆっくりペースの更新になりますが、よろしくお願いします。

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