2月14日
日本チョウ類保全協会主催の「チョウ類保全を考える集い」に初めて参加しました。
絶滅の危機に瀕しているチョウを何とか救うために、日本チョウ類保全協会が関与た活動の状況報告がなされました。
報告例 ヒメキマダラセセリの保全活動状況
ヒメキマダラセセリは、北海道のアポイ岳周辺に局限されて生息しています。
ヒメキマダラセセリ※1
近年、温暖化などの影響でハイマツが尾根を覆う面積が増えて食草が生える高山植物のお花畑が失われることでヒメキマダラセセリ生息が危機に瀕しています。
アポイ岳周辺での調査※1
そこで、試験的にハイマツ帯の一部を除去した結果、その場所にお花畑が復活しヒメキマダラセセリ増加の効果がみられたとのこと。
そのほか、同じように絶滅危機に直面しているツシマウラボシシジミやチャマダサセセリなどの保全活動についても現状報告がありました。
ツシマクロボシシジミの場合は、食草などのある林床草地が鹿に食害されたことなどが原因のようです。
ツシマウラボシシジミ※2
しかし、いずれも行政を動かし植物・昆虫専門家や地元の理解・協力を得、大勢の人の手も借りないと安定した生息維持が図れない難しい事業であることが分かりました。
今回の集いは、現状と課題を知ることができただけでも有意義でした。もっと多くの蝶愛好家や自然保護関連の行政の人にも参加してもらいチョウ類保全活動への理解・支援が進んでいくことを期待したいと思います。
※1 日本チョウ類保全協会(2014) "Action for Butterflies", チョウの舞う自然 (18):20-21.
※2 日本チョウ類保全協会(2013) チョウの舞う自然 (17):表紙より
日本チョウ類保全協会主催の「チョウ類保全を考える集い」に初めて参加しました。
絶滅の危機に瀕しているチョウを何とか救うために、日本チョウ類保全協会が関与た活動の状況報告がなされました。
報告例 ヒメキマダラセセリの保全活動状況
ヒメキマダラセセリは、北海道のアポイ岳周辺に局限されて生息しています。
ヒメキマダラセセリ※1
近年、温暖化などの影響でハイマツが尾根を覆う面積が増えて食草が生える高山植物のお花畑が失われることでヒメキマダラセセリ生息が危機に瀕しています。
アポイ岳周辺での調査※1
そこで、試験的にハイマツ帯の一部を除去した結果、その場所にお花畑が復活しヒメキマダラセセリ増加の効果がみられたとのこと。
そのほか、同じように絶滅危機に直面しているツシマウラボシシジミやチャマダサセセリなどの保全活動についても現状報告がありました。
ツシマクロボシシジミの場合は、食草などのある林床草地が鹿に食害されたことなどが原因のようです。
ツシマウラボシシジミ※2
しかし、いずれも行政を動かし植物・昆虫専門家や地元の理解・協力を得、大勢の人の手も借りないと安定した生息維持が図れない難しい事業であることが分かりました。
今回の集いは、現状と課題を知ることができただけでも有意義でした。もっと多くの蝶愛好家や自然保護関連の行政の人にも参加してもらいチョウ類保全活動への理解・支援が進んでいくことを期待したいと思います。
※1 日本チョウ類保全協会(2014) "Action for Butterflies", チョウの舞う自然 (18):20-21.
※2 日本チョウ類保全協会(2013) チョウの舞う自然 (17):表紙より