四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ウラギンシジミ越冬開始か

2016-11-10 10:59:00 | 
11月9日には木枯らし1号が吹きました。
晩秋から初冬へ季節が一転したと感じます。
蝶の世界でも変化が見られました。

10月23日
日本鱗翅学会の63回大会が22,23日に日本大学生物資源科学部で行われました。
2日目の朝、小田急江ノ島線の六会日大前駅を降りると、ウラギンシジミが旋回しており、駅前の手すりに止まり日光浴。蝶の学会に合わせてのお出ましでしょうか。


ウラギンシジミ♀ 10月23日 10:43  藤沢市

11月3日 
久しぶりに相模原公園へ。
到着した10時半過ぎが日光浴タイムのようで、ウラギンシジミ3♀とムラサキシジミ1♂が樹木の周辺を飛びそして葉の上で日光浴していました。気温がやや高めのせいか、短時間で切り上げて消え去りました。


ウラギンシジミ♀ 11月3日 10:43 相模原市

メキシカンブッシュセージの花壇では、キタテハ、キタキチョウ、イチモンジセセリが吸蜜し、ツマグロヒョウモン2♂が縄張り争いをしていました。


キタテハ



キタテハ♀ 

一休み中のキタテハです。翅の縁がなかなかシャープに見えます。



キタキチョウ秋型♀



同一個体

11月5日
外出してすぐの住宅地の民家生垣でウラギンシジミがちらちら飛んでおり、少し待つと目の前で開翅してくれました。やはり11時前でした。


ウラギンシジミ♂ 11月5日 10:56 相模原市


11月8日 曇り 最高気温12度

昨日から急に寒くなってきたので、谷戸の様子を見に行ったところ、ウラギンシジミがヒサカキAに4頭、ヒサカキBに1頭、ツバキに1頭葉裏に静止していました。7日に急に気温が下がったので、葉裏での休眠を開始したのではないかと思います。


ウラギンシジミ #H1 地上約0.5m ヒサカキ 町田市



ウラギンシジミ #H2,3 地上約1.5m ヒサカキ

2頭が隣り合って静止していました。ウラギンシジミは静止場所として同じような環境の葉裏を好むので、このように2頭が集まることは過去にも時々観察しています。



ウラギンシジミ #T1 ツバキ 地上約3m

これから気温が上がったら飛び出してしまうのか、そのまま越冬態勢を続けるのか、見守っていきたいと思います。