四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

アリがキアゲハの翅を運ぶ

2013-06-28 20:30:00 | 
アリがキアゲハの翅を運んでいました。


6月17日撮影



翅をくわえてどんどん移動させています。



翅の移動がストップし、今度は翅の右方が持ち上がりました。よく見ると、アリがキアゲハの翅を巣穴に引きずり込もうとしていました。



2,3度繰り返してもダメだと分かると、今度は別の方向へ引っ張って行きました。その途中で、翅は裏返しに。その後どうなったのかは分かりません。

土      三好達治

 ありが
 ちょうの羽をひいていく
 ああ
 ヨットのようだ

詩人もアリが翅を運ぶ様を詩にしていますね。キアゲハの翅は大きく重いのかヨットの帆のように立てて運ぶのではなく引きずっており、時々突っかかるなど難儀をしていました。

調べると、アリは翅を食べて外骨格のキチンを分解しN-アセチルグルコサミンという単糖として利用するのではないかと出ていました。


ゴマダラチョウの前翅

その直後に、ゴマダラチョウの前翅も見付けました。トンボが翅を食いちぎったのでしょうか。1週間後には、モンシロチョウの翅も。今まで迂闊にも蝶の翅が落ちているのに気が付きませんでしたが、一度見付けると次々に目の前に現れる・・・妙なものですね。
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2 コメント

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この光景はこれから時々見ますね。 (silkcotton)
2013-06-29 11:41:37
あの小さなありが力持ちで頑張っている姿には感動します。
こうやって死んでもまたその残骸が生かされていくのが自然のルールなのかなあと!
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silkcottonさんへ (twoguitar)
2013-06-29 20:58:54
庭を丹念に手入れされているsilkcottonさんは、こういう光景に出会うチャンスがおありなんでしょうね。
アリが一生懸命運ぶのを見ると、応援したくなります。
そうですね、自然には無駄がなくすべて生かされていくんですね。
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