四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

酒匂川下流を歩く

2011-03-07 20:07:00 | 西湘・箱根
松田山を訪問した後、酒匂川下流を歩きました。
コース : 鴨宮駅-小田原大橋-小田原スポーツ広場-酒匂川河口-ビジネス高校前-(バス)-小田原駅

小田原大橋まで来ると、橋の下の浅瀬でダイサギが歩きながら魚を探していました。魚を見付けると長い首を前に伸ばし、次の瞬間顔を水の中に突っ込むと同時に羽を広げていました。



魚を獲る時のポーズです。



頭を持ち上げ、嘴に小魚をくわえています。その直後に魚をくわえ直して飲み込みました。
橋の上は遮るものがないので川上から北風が吹き、寒さを感じました。橋を渡って河川敷に下り右岸を河口に向かって進む。昨年9月8日の台風9号による集中豪雨で酒匂川河川敷のスポーツ広場の簡易柵は流され草木や土砂で覆われましたがきれいに復旧していました。



川縁に顔の黄色いハクセキレイの若鳥がいました。若鳥は顔の黄色いものが多いが顔の白いものもいるようです。ハクセキレイは近年市街地の路面でも良く見かけますが、本来彼らが好む水辺では溌剌としているように見えました。
枯れ草の所でカワラヒワを、水辺でツグミを見かけました。河沿いは風が冷たく早足で進む。



国道一号線の酒匂橋を過ぎた所にある中洲にカワウの集団が河口の方角を向いて立っており、その向こうの浅瀬にはカモメの仲間の集団が立ったり羽を広げたりしていました。淡い褐色のカモメは若鳥です。集団はそれぞれ数十羽の規模でした。



カワウ(↑)の成鳥は黒色。一番右の個体や左から3番目の個体は首から頭にかけてと脚の付け根が白くなり繁殖期の特徴を示しています。褐色のものは若鳥です。
国内のカワウは1970年代には激減し、1971年には上野公園付近、愛知、大分の3コロニー、計3000羽だけになってしまったそうですが、1980年代から徐々に数を増やし、今や至る所で見かけます。
中州の向こう側(画面右)にはアオサギの成鳥が1羽立っています。



右端の脚が淡い紅色で大きいカモメは、セグロカモメと思います。中央と左端の小さいカモメはユリカモメ、左から2番目の脚の黄色いカモメはウミネコです。

昨年7月まで酒勾川近くに勤めていました。秋になると冬鳥として飛来する何百羽ものカモメが窓から眺められました。今度の秋、その時期を狙ってまた観察しようと思います。

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1 コメント

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Unknown (twoguitar)
2011-03-09 17:41:19
えむりさん

カワウたちはあの中州を休憩場所にしているんですね。
酒匂川のもう少し上流ですが、秋から冬にかけてカモメを見かける日が多かったと記憶しています。
その日は幸運にもダイサギの魚を獲る姿を3箇所で観察できました。丁度食事時間だったのでしょうか。カワウやカモメの群れは食が足りたのか休んでいました。
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