四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

真夏の雑木林の蝶たち

2014-08-18 15:17:00 | 相模原・県央
8月13日

夜明け前の最低気温が21度(アメダス海老名)と涼しい朝。
近くの雑木林の中の小径をゆっくり歩いていると、地面付近からテングチョウが舞い上がり、高い枝先に止まるのを見付けました。


テングチョウ♂(9:19 26度)

翅を広げてしばらく静止。テングチョウは標高の低いところでは真夏の期間、夏眠します。過去数年間の自分の記録を見ても、7月16日から9月26日までは目撃できない空白期間になっています。8月の目撃は自分では初めて。この暑い時期に飛び出してくるとは意外でした。急な涼しさで秋を感じたのでしょうか。


クロアゲハ

雑木林に接した畑地に珍しくクロアゲハが飛んでいました。ボタンクサギでの吸蜜が目的だったようで、しばらく吸蜜後、森へと消えていきました。

ルリタテハがアカマツの幹にまとわりついて、飛んでは止まりを繰り返していました。





ルリタテハ

撮影して確認すると樹皮の割れ目に口吻を伸ばしています。蝶がアカマツの樹液を吸汁というのは聞いたことがないので、吸水ですかね。
その後も次々に吸水行動をとる蝶に出会いました。暑さの中での水分補給でしょうか。


サトキマダラヒカゲ

サトキマダラヒカゲが朽ちかけた丸太で吸水中。


イチモンジチョウ

イチモンジチョウは地面で吸水し、低木の葉上で休むのを繰り返していました。


アカボシゴマダラ♀

目の前の葉先に舞い下りて静止しました。180mmマクロレンズでの真上からの撮影です。これは大きさから♀ですね。


別個体♀

大分先の草の上に舞い降りるのが見えました。この日は♀が休んでいるところを3度見かけました。産卵の疲れを癒しているのでしょうか。


ヤマトシジミ♂

帰り際に小型で美しいヤマトシジミを見つけました。雑木林の林縁にもヤマトシジミが増え初めていますが、イチモンジセセリはまったく姿を見せませんでした。8月下旬なれば急増すると思います。

追記(8月19日)イチモンジセセリの急増時期について
昨年は8月14日に20頭を目撃。一昨年は8月23までは少く30日には29頭目撃。
そろそろ急増する時期と予想されます。
ツクツクボウシは、ほんの少数鳴いていました。こちらももうじき賑やかになるのでしょう。

付録

キジバト

雑木林の近くの地面で羽を開いて休憩中。そのあと、羽を閉じて餌をついばんでいたので、怪我をしているのではなさそうでした。


ヨルガオ(17:04)

12日の夕方、自宅の朝顔を這わせているグリーンカーテンで開花。8月に入ってから数個開き切らない形で咲きましたが、初めてきれいに開きました。
自分ではヨルガオを植えていないので、どのようにしてプランターに入り込んだのか謎です。ヨルガオは夕方に開花し、翌朝にはしぼんでいます。
※朝顔の苗のポットにヨルガオの種が入っていたのだろうか?
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8 コメント

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良さんへ (twoguitar)
2014-08-19 20:45:39
この雑木林は蝶影は疎らでしたが、色々な出会いが期待できるマイフィールドのひとつです。
アカボシゴマダラは神奈川県から広がった外来種なのであまり歓迎できる種ではありません。
軽井沢には南風に乗って吹き上がったんでしょうか。
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晩夏の雑木林では色々な蝶達が見られ、撮影するのに嬉しい悲鳴が上がりますね。 (良さん)
2014-08-19 18:16:09
私は、まだアカボシゴマダラに出会ったことがありませんが、
先日、軽井沢で撮影なさったとの情報がありました。
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silkcottonさんへ (twoguitar)
2014-08-19 16:56:59
森ではツクツクボウシが僅かながら鳴いていました。
そろそろ暑さも峠でしょうか、秋の訪れが待ちどうしいですね。
台風や大雨があり、この酷暑続きのなか、蝶たちが元気で生活しているのを見ると励まされますね。
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uke-enさんへ (twoguitar)
2014-08-19 16:49:32
テングチョウは、セイタカアワダチソウが咲くと急に姿を現す感じで、それまでは鳴りを潜めていますよね。
昨年は8月14日に20頭を目撃していました。一昨年は8月23まではすくなく30日には29頭目撃と記録していました。
そろそろ急増するはずですね。
このことは、本文に追記で載せておきます。
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KAZさんへ (twoguitar)
2014-08-19 16:33:31
この暑さでも日向で元気なのはヤマトシジミくらいですね。
森の中は静かなもんですね。
イチモンジセセリは9月に入ってからになるのでしょうか。
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Unknown (silkcotton)
2014-08-19 10:43:50
地上でも災害を起こした大雨や台風が去ったら、突然法師ゼミが鳴きだして様相が一変しています。だんだん季節のずれが生じているような気がいます。
でもこうやって蝶たちが元気で生活をしているのを見るとほっとします。生息できていることがうれしいですね。
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当地でも、テングチョウに再開するのは例年10月 (uke-en)
2014-08-19 08:09:00
に入ってからです。全体として、今季蝶相が変わ
ってきたような印象がありますが、さてどうなる
ことでしょう。

この時期、オオチャバネセセリやイチモンジセセ
リが多かったハズなのですが、ポツリのレベルで
す。そんなところまで記録を残していないので、
思い込みだけかも・・・(^^ゞ
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こんばんは。 (KAZ)
2014-08-18 20:44:19
最近は日中はほとんど蝶を見かけなくなりましたね。
こちらでも涼しい森の中でキマダラヒカゲやイチモンジチョウを見かけるくらいです。
そう言えば今年はセセリが増えるのが遅いですね。
こちらでもまだ見かけていませんよ。
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