四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

展 自然からの贈り物 アゲハチョウの美

2014-01-05 21:04:00 | 
昨年末、大倉山記念館2Fギャラリーで、「展 自然からの贈り物 アゲハチョウの美」が開催されました。企画は、がってん蛾展を開催された春野蝶多さん。


横浜市大倉山記念館(12月27日)

横浜市大倉山記念館は、実業家で後に東洋大学学長を務めた大倉邦彦氏により昭和7年(1932)「大倉精神文化研究所」の本館として創建されました。昭和56年に横浜市に寄贈され、横浜市指定有形文化財に制定され、各種の催し物を行う文化施設や映画ロケなどに広く利用されています。

「展 自然からの贈り物 アゲハチョウの美」の会場には、春野さんのアゲハチョウ類の標本と蝶愛好家4名による写真、透明水彩画家による蝶の絵画の数々が展示され、いろいろな形でアゲハチョウの美を堪能することができました。


関東地方産カラスアゲハ夏型♀

春野さんが湘南地方で採卵し飼育したカラスアゲハ夏型の♀。とにかく美しいです。


奄美大島産カラスアゲハ夏型

春野さんが、奄美大島で採集した♀から採卵飼育したカラスアゲハ夏型。後翅裏面に2重の弦月紋が現れた個体も出現しています。


ニューギニアのアゲハチョウたち

オオルリアゲハ(左)は高所をハイスピードで飛翔します。ミイロタイマイ(中)は、高山に住んでおり、地面すれすれに猛スピードで飛んできます。オナシベニモナゲハは、ゆったりと飛翔します(春野さんの説明文より)。
写真では小さくて見づらいですが、ミイロタイマイは、今回の標本展示の中で女性に人気第一位の蝶だった、とのことです。


沼田さんの写真展示風景

ギフチョウ(上、左)とウスバシロチョウ(下、右)。活き活きとした蝶の写真にいつも魅せられています。愛情を込めてシャッターを押すだけだよとの言葉に頷いております。


岸村さんの写真展示風景

ギフチョウなどの飛翔写真の数々。飛んでいる蝶にピントを合わせるのは至難の業です。とにかく忍耐強く待つことが大切との言葉が印象的でした。

春野さん、皆さん、超談義を交わしながら楽しく拝見させていただきました。お世話になりありがとうございました。
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすがに東京ですね。いろいろ面白そうな企画展が開催されていますね。 (shouchan)
2014-01-05 22:53:28
横浜も東京の一部と思っている九州人。
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明けましておめでとうございます。 (みき♂)
2014-01-06 12:40:06
標本、写真とも素晴らしい展示ですね。
「がってん蛾展」もすごいです。
採集も標本もとかく批判されがちなご時世ですが、
標本はやはり綺麗ですね。
少しくらい採集してもなんてことはない、そんな豊かな自然が残ってくれると良いのですが…。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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shouchanさん (twoguitar)
2014-01-06 19:27:20
蝶の同好会の仲間が時々展示会を開いてくれるので、たまたま見る機会が多くなっています。
九州でも開催されていると思いますよ。
横浜と東京はほぼ同じ文化圏ですね。
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みき♂さんへ (twoguitar)
2014-01-06 19:33:13
明けましておめでとうございます。
普通種なら採集圧が問題になることはないと思いますが、珍しい種には保護策をとらないと存亡の危機となりますね。
自然豊かな緑地が広大な面積のゴルフ場に変わってしまったことなど、厳しい現実が高度成長期にあったのがなんとも悔しいですね。
本年もよろしくお願いいたします。
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素晴らしいですね。 (silkcotton)
2014-01-07 10:37:55
植物と蝶の写真を見ると、双方が絶滅種にならないようにとか、その相互の関係が保たれますようにと見ていました。
今年も蝶のお写真を楽しみにしています。
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silkcottonさんへ (twoguitar)
2014-01-07 11:26:31
絶滅だけは避けたいですね。ギフチョウは、神奈川県の山間部に広く分布していましたが、今は狭い範囲となり残念です。しかし、その地では採集禁止と食草の維持により保護されており、毎年美しい姿を見ることができます。
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