阿蘇でウラギンヒョウモン♀と同じ場所で出会えた蝶の紹介です。
ウラギンスジヒョウモン♀がいますよ、とshouchanさんが呼びに来てくれたので駆けつけると、ツクシアザミで吸蜜していました。

前翅先端が丸いのが本種の特徴ですね。前翅に三角の白紋があり、♀と分かります。
ウラギンスジヒョウモン♀


翅裏の模様からもウラギンスジですね。
ミドリヒョウモン♂もツクシアザミで吸蜜していました。NETでは、ツクシアザミは高さ100cm以下との説明が多いようですが、もう少し背が高い感じがしました。
ミドリヒョウモン♂

♀は産卵行動の休憩時間なのか、樹木の葉上に止まっていました。
ミドリヒョウモン♀

シシウド(だと思う)にはサカハチチョウが来ていました。
サカハチチョウ


ダイミョウセセリ。後翅に明瞭な白帯がある、本場モンの“関西型”ですね。関東でも稀にこの白帯があるものを見ることがありますが、もっと薄っすらとしています。
ダイミョウセセリ関西型

キマダラモドキもいました。翅が傷んでいましたが初見なので載せておきます。
キマダラモドキ

ここに来る前の標高約300mの草地で、ツマグロキチョウを観察しました。これも初見の蝶です。一見キタキチョウに似ていますが、翅裏後翅に黒い筋が出ており、これがツマグロキチョウ秋型の特徴です。
ツマグロキチョウ♂

明るい草地の1m四方位の窪み内側にこだわって止まったり飛んだりを繰り返していました。キタキチョウでは見たことのない行動で、これがテリ張りなのかと想像しました。生息環境にはカワラケツメイがしっかりと生えていました。
ツマグロキチョウ♀

こちらは草上に着地後静止していました。翅色が淡黄色なので♀だと思います。
最後に大観峰へ。向かいの山は内輪山のひとつ根子岳。手前に広大な火口原が広がっています。

撮影日:9月18日
(続く)
ウラギンスジヒョウモン♀がいますよ、とshouchanさんが呼びに来てくれたので駆けつけると、ツクシアザミで吸蜜していました。

前翅先端が丸いのが本種の特徴ですね。前翅に三角の白紋があり、♀と分かります。
ウラギンスジヒョウモン♀


翅裏の模様からもウラギンスジですね。
ミドリヒョウモン♂もツクシアザミで吸蜜していました。NETでは、ツクシアザミは高さ100cm以下との説明が多いようですが、もう少し背が高い感じがしました。
ミドリヒョウモン♂

♀は産卵行動の休憩時間なのか、樹木の葉上に止まっていました。
ミドリヒョウモン♀

シシウド(だと思う)にはサカハチチョウが来ていました。
サカハチチョウ


ダイミョウセセリ。後翅に明瞭な白帯がある、本場モンの“関西型”ですね。関東でも稀にこの白帯があるものを見ることがありますが、もっと薄っすらとしています。
ダイミョウセセリ関西型

キマダラモドキもいました。翅が傷んでいましたが初見なので載せておきます。
キマダラモドキ

ここに来る前の標高約300mの草地で、ツマグロキチョウを観察しました。これも初見の蝶です。一見キタキチョウに似ていますが、翅裏後翅に黒い筋が出ており、これがツマグロキチョウ秋型の特徴です。
ツマグロキチョウ♂

明るい草地の1m四方位の窪み内側にこだわって止まったり飛んだりを繰り返していました。キタキチョウでは見たことのない行動で、これがテリ張りなのかと想像しました。生息環境にはカワラケツメイがしっかりと生えていました。
ツマグロキチョウ♀

こちらは草上に着地後静止していました。翅色が淡黄色なので♀だと思います。
最後に大観峰へ。向かいの山は内輪山のひとつ根子岳。手前に広大な火口原が広がっています。

撮影日:9月18日
(続く)
図鑑には、高原~低山にいそうなヒョウモンに○が付いているようですね。良い環境での生活が忍ばれます。
昔買ってもらった、北隆社の原色図鑑ライブラリー㉒ 蝶(昭和32年再版)が手許にあります。ヒョウモン類では、ギンボシヒョウモンにだけ○、その他タテハチョウ科ではクジャクチョウ、エルタテハ、ルリタテハ、キタテハ、ホシミスジに○が付いていますね。エル、ギンボシを見たのは霧ケ峰か八ヶ岳高原なのかも・・・思い出はおぼろになりかかっています。
僕の蝶との戯れはごく最近のことで、2010年頃の新規参入組っていうところですね。
当時は,稲刈りで学校は休みになりましたが,農家ではなかったので,親戚の農家に手伝いに行くと言って,じつは,ちょうちょさんと一日中遊んでいました。
その図鑑には,なぜかヒョウモンのところに,捕獲した種に鉛筆で○印がつけてあります。それを見ると,ウラギンヒョウモン,ウラギンスジヒョウモン,メスグロヒョウモン,ギンボシヒョウモン,オオウラギンスジヒョウモンです。もちろん,ツマグロヒョウモンはいませんでしたね。
それ以来,40数年,全くちょうちょさんからは離れていましたが,ある日突然,虫遊び少年おじさんに戻っちゃいました。うふふ・・・。
そうですか、良い想い出があるんですね。稲の香りの中でというと何ヒョウモンなんでしょうね。
ダイミョウセセリ関西型はもっと後翅の白帯が目立つのも居るらしいのでいつか見てみたいです。
次回はオオウラギンヒョウモンを見てみたいです。
やはり自然豊かですね。
初夏の頃にも来てオオウラギンに出会いたいと思いました。
とうございます。
ウラギンスジを見た場所は林縁の草地でしたが、阿蘇では至る所にススキが生えていました。
ツマグロキチョウの生息する草地には食草カワラケツメイもたくさん自生していたので毎年見られるのでしょう。そういう環境が身近に戻るといいですね。
ウラギンスジヒョウモンはどうやらススキの原っぱが好きなようですが、ここもススキがおおいのでしょうか?。
ツマグロキチョウは昔は実家のそばの河原にも沢山いましたが最近ではめっきり見られなくなりましたね。
キマダラモドキは初見でしたが、最盛期を過ぎており、新鮮個体には出会えなくて残念でした。
ツマグロキチョウはキタキチョウに似ていますが、飛んでいる環境や行動がキタキチョウとは異なっているように見えました。
ダイミョウセセリ関西型、もっと白帯のはっきりとした個体がいるようなので次回は会いたいと思います。
ダイミョウセセリの関東/関西型は、明確な区分けがあるわけではなく東から西に行きつ戻りつして変化していくわけなので、近畿地方ではとりわけ広いバリエーションがあるんでしょうね。
ダイミョウセセリ関西型も、いつか撮ってみたい蝶です。
と思っていたのですが、この個体は途切れ途切れで
すね。
ただ、勝手に中間型と言っている当地では、濃いの
でももう少し薄っすらしています。中には消えかけ
も珍しくありません。