四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ダイミョウセセリの吸蜜と産卵

2017-08-07 11:23:00 | 相模原・県央
ダイミョウセセリがヌスビトハギ(と思う)で忙しそうに吸蜜。この花ではぶら下がるように止まるので表はなかなか撮れません。


ヌスビトハギ?で吸蜜 8月3日

明るい森の林床の歩道近くにダイミョウセセリが産卵すべき植物を丹念に探し回り、やがてヤマノイモかオニドコロの葉の上でしばし留まりました。そこを見ると卵が。ダイミョウセセリの産卵を見るのは自身初めてのことでした。



ヤマノイモかオニドコロの葉上で産卵中

カメラの顕微鏡モードにて撮影すると、卵表面が毛で覆われていました。これが卵?実は産んだ卵に雌が自分の腹部をこすりつけたためこうなるとのこと。奥が深いです。


ダイミョウセセリの卵
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6 コメント

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ダイミョウセセリで、食草に限らず葉などの裏側 (uke-en)
2017-08-08 18:11:51
に回るのは、経験則上♀ではないか思っています。

ヤマノイモは根も食べられますが、オニドコロは
食べられません(まずいが毒はないそう、自己責
任でお願いします。)食べてみられたら同定でき
ますよ。^O^
まぁ、蔓が左巻きならヤマノイモ、右ならオニド
コロという識別法もあるそうです。
ヤマノイモへの産卵シーンを見たことがあります
が、卵を探そうという意識がない頃で今思うと残
念です。

アカシジミも卵に毛状のものをすりつけますが、
こんなに照準が正確でなく、数打ちゃ当たるとい
うぞんざいなやり方です。
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私も先日、ダイミョウセセリを撮影しましたが、翅の裏を撮影することは出来ませんでした。 (良さん)
2017-08-08 19:40:33
また、ダイミョウセセリの産卵を見たことはなく、卵を見るのも初めてです。
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uke-enさんへ (twoguitar)
2017-08-11 09:20:32
裏に回るのは♀の習性とは鋭いですね。以前、2頭が絡むように飛び去り、行く先を追うと、1頭が葉の裏に止まり、もう1頭が追いつき、接近すると葉裏で交尾していました。なるほど、♀が葉の裏に止まったわけですね。

ヤマノイモかオニドコロかの見分けには
(1) 山芋にはムカゴができるが、オニドコロにはムカゴはできない。
(2) 山芋の葉は細長めで、オニドコロの葉は丸め。
(3) 山芋の葉を透かすと横に走る細かい葉脈がはっきり見えるが、オニドコロの葉を透かしても見えない。
(4) 山芋の葉は対生で、オニドコロの葉は互生。
(5) 山芋とオニドコロでは、蔓の巻き方が逆。
とネットにありました。3,4を次回は確認して来ようと思いますが、果たしてその場所に再度辿りつけるか疑問です。

アカシジミも似た様な習性があるんですね。よく観察されていますね。
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良さんへ (twoguitar)
2017-08-11 09:24:49
ダイミョウセセリはこの森でよく見かけるのですが、不思議と争う場面、吸蜜シーン、テリ張りばかりで産卵シーンは初めてでした。卵は意外な形でその時は驚きました!
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ダイミョウセセリの雌は、 (ヒメオオ)
2017-08-15 08:02:31
アカシジミ雌と同じように産卵時
卵に偽装をしてあげるのですね!
親の愛を感じたヒメオオです。
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ヒメオオさんへ (twoguitar)
2017-08-15 20:14:28
親はどのようにしてこの偽装を身に着けたんでしょうね。
親の愛も神秘に満ちていますね!
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