四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

クスノキの植えられた公園の光景

2006-04-15 13:18:00 | 
昨年の夏、都心でアオスジアゲハに多数出会いました。アオスジアゲハは、クスノキに産卵し、幼虫はその葉を食べて育ちます。それまであまり目を向けたことのなかったクスノキが都心に多いことを意識したのも去年のことです。
クスノキは常緑樹ですが、今新緑の季節を迎えています。若葉が茂ってくるにつれて公園や街路のクスノキは落葉の時期にもなっています。たくさんの枯れ葉が落ちているところで見上げると、そこにクスノキが立っているといえるほどです。



写真は芝公園の一角ですが、クスノキばかりが植えられ、初冬でもないのに落ち葉が一面に広がっています。都心のアオスジアゲハに興味を抱かなかったら、このような光景を気にも留めなかったでしょう。
例年、アオスジアゲハは4月下旬から見られるようです。去年は7月になるまで気が付きませんでしたが、今年はクスノキの植えられている場所が頭に入っています。春に飛翔する姿にぜひ出会ってみたいと思います。
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5 コメント

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Unknown (silkcotton)
2006-04-15 21:22:56
京都の青蓮院のクスノキは見事で、何回も写生に行きました。700年の歴史があるそうです。木の太さ根のはり具合、葉の茂りなど、それこそこの木の上で寝たい、蝶と戯れたいと思うほどです。
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クスノキは大木になると風格がありますね。神社・寺院の庭には適していると思います。 (twoguitar)
2006-04-16 13:52:02
都心にもたくさん植えられています。神谷町駅近くではクスノキ並木になっているし、落ち葉があるので初めて気が付いたのですが、芝公園にもたくさん植えられています。葉には樟脳の成分が含まれるからアオスジアゲハ以外の害虫が付かず、樹形も整っていて好まれるのでしょう。
しかし、将来大木になって管理が大変になるのでは?と時々余計な心配をしています。
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Unknown (しょさか)
2006-04-16 15:39:29
silkcottonさん、懐かしい名前に出会いました。青蓮院。そのクスノキの前で、高校の修学旅行の仲間で写真を撮りました。すでに大木でした。今から40年も前です!
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Unknown (silkcotton)
2006-04-16 21:32:26
枝が張りすぎていて、先日見たら、枝の下に添え木がしてありました。青蓮院のクスノキは意外と多くの人に写生されているのを最近知りました。しかし私は人の目も気にせず写生できたなあと!思い出すとはずかしい!です。しかしそれで700年近く、応仁の乱の時代から生えているのを通りすがりの方に教えてもらったのです。
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Unknown (twoguitar)
2006-04-17 21:05:31
「楠は12世紀末、親鸞上人の手植と伝えられる。全部で五本あり、京都市の天然記念物指定を受けている」とありますね。写生する人が多いとのこと。きっと立派な楠なのでしょう。今度京都に行ったら観てきます。
楠のところでは産卵のために訪れるアオスジアゲハに会えるかも知れません。去年はカップルで飛んでいるのを何度か見ることができました。
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