四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

真夏の到来-クマゼミが鳴き始める

2006-08-04 20:54:00 | セミ
小田原ではクマゼミが鳴きはじめました。先週まではニイニイゼミだけが鳴いていました。
8月2日
朝、工場敷地に到着するとクマゼミが1匹ないていました。ところが、昼休みになると、アブラゼミが桜並木(ソメイヨシノ)とヒマラヤスギで大合唱を繰り広げていました。ニイニイゼミもかすかに聞こえます。
ようやく梅雨が明けましたが、それに合わせるように真夏のセミたちが鳴き始めました。でも今年の梅雨明けは朝晩涼しい。
8月3日
朝の出勤時、クマゼミが一斉に羽化したのか、桜並木でにぎやかに鳴いていました。今日(8月4日)も同様です。
では何時頃に入れ替わるのか?
10時30分頃にはクマゼミは静かで、桜並木の声の主はアブラゼミと少数のニイニイゼミに変わっていました。クマゼミとアブラゼミは同じ桜の木におり、鳴く時間帯を別にして共存している様子です。お互いにうるさくて仕方ないことはないのでしょうか。
8月4日
朝、足柄駅で下車し、歩いてきましたが、途中の神社2箇所でもクマゼミが鳴いていました。今朝は少し暑さを感じます。
工場敷地内のクマゼミは、東京転勤前の2000年以前に比べてにぎやかに感じられ、数が増えているような気がします。
アブラゼミは夕方も鳴き続けています。
クマゼミは桜やケヤキを好むようです。これに対して、アブラゼミは元来日本に分布していなかったヒマラヤスギも好みの範囲に入っているようです。こうしてみると、アブラゼミは広範囲の木に適応し、繁栄しているセミのように思えてきます。
ニイニイゼミは、アブラゼミの大声の中でかすかに聞き取れる状況です。それでも、ニイニイゼミの声が雌に届き、相手にめぐり合うことができるのでしょうか。
ニイニイゼミの声を探すには・・・顔を上下・左右に動かします。すると、よく聞こえる角度があります。
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天童へ

2006-08-01 20:13:00 | 
天童市の真ん中に、こんもりとした舞鶴山があり、夕方散策しました。
千数百年前、行基がこの舞鶴山の山頂で念仏していたところ、二人の童子が天から舞い降りたことから、天童と名づけられたそうです。将棋の駒の産地としても有名です。
舞鶴山の西斜面に佛向寺、建勲神社などが静かに建っています。



写真は、佛向寺です。



この西斜面一帯は、麓から山頂まで見事なアカマツ林が広がっています。頁岩の風化した土壌と日照関係がアカマツの生育に適していると説明されていました。
ほかのお寺の境内や付近の民家の庭にも風格のあるアカマツが植えられていました。

<セミの観察>
日暮れ時はヒグラシが多数、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミがわずかに鳴いていました。朝方は、ミンミンゼミとニイニイゼミがところどころで鳴いていました。まだ本格的なシーズンではない様子です。生息するセミの種類は相模原と共通で、冷涼な土地に住むセミは見られませんでした。
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