きのうは「いのちの山河~日本の青空Ⅱ」の町田上映会を観にいきました。今年の1月にも映画を観たのですが、2度観ても医療に対する考え方、地域の住民との「行脚と対話」の姿勢に心を打たれました。
◆医療現場は「崩壊」ではなく「破壊」されている
医療現場はどうなっているのか──日曜日にまちだ市民自治学校の医療分科会に参加をして、ジャーナリストの真々田弘さんのお話をうかがいました。
真々田さんは多くの現場を取材して、医療現場は「崩壊」ではなく「破壊」されていると指摘。救急の「たらいまわし」ではなく、「受け入れ不能」であるという実態を取材の映像も紹介しながら告発。
特に、その報道を観たお医者さんや看護師さんから「がんばれる気がした」という声が多数寄せられたことも特徴的でした。
◆全国の経験から何を学ぶか
全国では、自治体病院の危機が伝えられています。その現場の取材を通じて、どうやって地域医療を再生するかという具体的な方策についてもお話がありました。
私が印象的だったのは、鹿児島県の鹿屋医療センター。医師会と病院が協議を重ね、どうやって連携を図っていくのかを検討。困難がありながらも、1次医療と2次医療の役割分担をおこなっているという話でした。
トップダウンにものごとをすすめるのではなく、住民との対話も非常に重要です。兵庫県の柏原病院の経験は有名ですが、ここでは地域のお母さんたちが「こどもを守ろう。お医者さんを守ろう」とコンビニ受診を控えるようなステッカーを配ったり、地域医療を守るのは一人ひとりの心がけと、運動を進めていきました。
地域医療をどう守っていくのか──これは大きなテーマですが、この地域に住む一人ひとりがこのことに向きあうことが必要です。
映画「いのちの山河」で描かれている、岩手県沢内村でも子どもと高齢者の医療費無料化を通じて、乳幼児の死亡ゼロを実現しました。医療費無料化を通じていのちの格差をなくすこと、同時にお医者さんや看護師さんたちをしっかりと守っていくことを両立してこそ、地域医療は充実していけると思います。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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