日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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東京都の小中学校特別支援教室が大変だ!──2つの大問題が起きています

2021-11-20 | 東京都政・都議会のこと

 特別支援教室は、都内の全小中学校に設置されています。週1〜8時間一人ひとりに合った学習を行うことができる場所です。特別支援教室は、学習の基礎になる「見る力」「聞く力」や苦手なことや得意なことなど自分について考えることができます。

 この小中学校の特別支援教室をめぐって、2つの大問題が起こっています。これに対して、校長会や副校長会、教員、保護者から、「納得できない」という声が上がっています。

■問題①先生の人数

 これまでは、児童・生徒10人に対して、1人の教員を配置してきましたが、東京都教育委員会はこれを12人に対して1人の配置にしようとしています。その結果、特別支援教室の先生が509人減らされることになります。(※11月の文教委員会事務事業質疑での答弁)

 しかも、特別支援学校では年度当初に教員が配置され、年度途中で入室する児童・生徒が増えても、教員が増配置されていません。

 一人ひとりのニーズに合わせた教育を行うことができる体制確保が必要です。

■問題②通える期間

 東京都教育委員会は、これまで一人ひとりの状態に合わせて入退室を決めていたやり方から、「原則1年」「延長しても2年」で退室するようにガイドラインを変更しました。

 しかし、反対の声が広がり、私たちも議会で取り上げる中で、都教委が2年を越えても在籍できると表明しました。「指導期間の考え方について」という文書を出し、3年目以降も「指導目標の見直し等により改めて指導を開始」としました。

 共産党都議団は代表質問でもこの問題を取り上げました→https://www.jcptogidan.gr.jp/report/5349/

 この問題について署名が立ち上がっています。→東京都公立小・中学校の特別支援教室に通う子どもたちからのSOS!指導を受けられる期間を制限しないで!先生の数を減らさないで!

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