共産党都議団が提案してきた、ファシリティドッグが導入されることが決定しました。
都立小児総合医療センターでの活動が8月1日から始まります。
この問題は、和泉なおみ都議が予算特別委員会などで求めてきたもので、都として検討してきました。(参考:「しんぶん赤旗」7/28 東京都、小児医療支援でファシリティドッグを導入/和泉なおみ都議の提案)
2018年3月14日の予算特別委員会の総括質疑では、都の病院経営本部長が「ファシリティドッグも含め、アニマルセラピーの充実を検討する」と答弁していました。
以下、質疑のやりとりです。
○和泉委員 今回、都立病院新改革実行プラン素案が発表されています。その中には、小児総合医療センターにおける、アニマルセラピーの充実が盛り込まれています。
私は、四年前の事務事業質疑で、小児総合医療センターにこのファシリティードッグの導入を求めました。ここに本もありますけれども、その後、セラピードッグが導入されたことは、大変重要だと思います。
アニマルセラピーの活動状況と、それから今後どのように充実をさせていくのか伺います。
あわせて、訓練を受けた犬が常勤で子供の支援を行うファシリティードッグを導入するべきだと考えますが、いかがでしょうか。
○内藤病院経営本部長 治療を受ける子供にとりまして、手術やリハビリは苦痛を伴うことが多く、また、長期間にわたる入院生活は家族にも心理的な負担となる場合がございます。
こうした患者、家族の不安やストレスを軽減するために、小児総合医療センターでは、平成二十六年度から地域の小児クリニックのセラピー犬を活用しまして、そのセラピー犬が定期的に病棟を訪問し交流を行っているところでございます。
お話のファシリティードッグにつきましては、専門的な訓練を受けた犬が、臨床経験があるハンドラーとともに特定の病院に常駐いたしまして、検査や治療に付き添うなど動物介在活動を行うものでございます。
ただ、この場合、犬の育成機関が現在国内にはないことや、専属のハンドラーの確保、費用面など、導入する上での課題もございます。
今後は、これらの課題について検証を行いつつ、こうしたファシリティードッグによる患者支援の取り組みも含めまして、アニマルセラピーの充実に向けた検討をしてまいります。
○和泉委員 私は、神奈川県立こども病院にも行きまして、ファシリティードッグの活動ぶりを見てきました。
治療の必要性を子供にわからせるのはなかなか大変なことです。この大人がなかなか超えられない言葉の壁を、たった一頭の犬がいとも簡単に超えてしまうんです。そして、子供たちが、つらい治療に向き合うのに、目を輝かせながら、治療室の方にファシリティードッグとともに向かっていく、その効果をまざまざと見てきました。ぜひファシリティードッグの導入を検討していただきたいというふうに思います。
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