町田市議会は、本会議で来年度予算などの表決がおこなわれました。
今回提案された一般会計予算は、改選直後の予算で「骨格的予算」という性質のものですが、看過できない問題を多数含んでいます。結論からいえば、日本共産党以外の賛成多数で可決ということになりました。
一般会計予算の討論に立ったのは日本共産党とまちだ市民クラブ。
まちだ市民クラブは、保育料値上げや公園駐車場有料化は問題があり、やめるべきだとしながら一般会計に賛成する態度をとりました。
以下、私がおこなった一般会計予算に対する討論です。
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■2014年度一般会計予算に対する反対討論
日本共産党市議団の一員として、第7号議案「2014年度町田市一般会計予算」に対する反対討論をおこないます。
本予算には、認可保育所や特養ホームの増設、コミュニティバスの導入、学校図書購入費の増額など、市民の願いにこたえる予算が計上されていることは評価するものですが、以下のような問題点を指摘せざるをえません。
第一は、地方自治体の根幹である「住民の福祉の増進」という役割を発揮しなければならないときに、保育料の値上げ、市立公園駐車場有料化の継続など、市民への負担増路線をすすめる内容になっている点であります。
年金は削減され、給料は上がらず、物価だけが上昇し、4月から消費税増税。市民生活は、大変さを増すばかりであります。市税の滞納者への差し押さえ項目の中には、給与や学資保険が対象にされていることも質疑を通じて明らかになりました。暮らしを守る防波堤の役割に最大の力を傾注すべきであります。
第二は、「都市間競争に勝ち抜く強いまちをつくる」として、中心市街地の開発にさらに一歩踏み込む予算となっている点であります。
市長は「当面の施政方針」のなかで、コンベンションホールについて「新たな賑わいを創出する中心的な存在」とこれまで以上の位置づけを与えました。200億円を超える新庁舎建設に続く、新たなハコモノ建設に突き進んでいくことを許すわけにはいきません。
第三は、行政経営改革プランに基づいて、小学校給食の民間委託、学校の用務員のさらなる非正規化、地域学校開放事業の再編につながるクラブハウスの管理・運営などがすすめられようとしている点であります。高齢者福祉センターのマッサージ補助金削減もやめるべきであります。
また、市民病院への繰り入れが法定繰入額2分の1以下となっていることは問題であると考えます。しっかりと繰り入れをおこなっていくことは、市民病院の医療スタッフの充実や負担軽減、病院機能の強化にもつながり、病院の経営基盤を強固にします。そのためにも、必要な繰り入れをおこなうことを強く求めるものであります。
以上の理由で、第7号議案に反対します。
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┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
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