24日に投開票された衆議院北海道5区補欠選挙の結果について、悔しい限りですが、現地で「戦争法(安保法制)」廃止と立憲主義回復を求め、野党共闘の最前線で奮闘されたみなさんに心からの敬意と感謝を申し上げたいと思います。
今回の選挙戦は、本格的に野党共闘でたたかったはじめての選挙。候補者の池田まきさんは演説する動画を見ても本当に素晴らしい訴えで、野党共闘の最前線でたたかうにふさわしい人だと思ってきました。
築いた到達点は、野党共闘を本気になってすすめれば自公に勝つことができるということではないでしょうか。
民進党の幹部の人たちは、共産党と組むと「保守票が逃げる」からとくり返し発言されていましたが、今回の選挙の出口調査などでは民進党支持者の90数%が池田候補に投票したと答えています。また、無党派の方々の約7割が池田候補に投票しています。
さらに、行政区単位で見れば池田候補が得票で上回っているところもあります。地の利がない私が細かく分析することはむずかしいですが、ここには大きな可能性と希望があることを示していると思います。
同時に、ではなぜ勝利できなかったのかというところについては、冷静に受け止め、分析を深め、教訓を導き出していく必要があります。それは、野党共闘というこれまでにやったことのない挑戦だからこそ、前向きに教訓を引き出し、積極果敢に参院選で生かしていくためです。
現地に行っていた方から聞いた話ですが、「期待と注目は大きかった」と言います。
この話を聞き、私が思い出したのは14年12月の総選挙です。投票日におこなわれた調査結果が非常に興味深く、かつ私たちに足らざるものを投げかけています。
「投票棄権」の47%が「行ったら共産党に入れた」毎日放送リスナー調査が示す「本当の民意」( 町田徹「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社])では、次のようなことが書かれています。
(ここから引用)
MBSラジオの開票特番のリスナーに対象が特定されているので、偏りがないとは言えない。しかし、そうした前提を差し引いても、この調査の結果は驚きに満ちていた。
棄権しなければ「共産党」に投票
まず、番組の冒頭で行った「第1の問い」(投票に行かなかった方にお聞きします。もし投票するなら比例は何党ですか?)の結果が衝撃的なものだった。その結果は、
共産党 47%
自民党 26%
維新の党 21%
民主党 5%
公明党 0%
次世代の党 0%
社民党 0%
新党改革 0%
となったのだ。
(中略)
しかも、投票率がかなり上がり、潜在的な支持率通りの投票が実現していたら、共産党がいきなり政権を伺うような立場に立った可能性がなかったとも言い切れない。その可能性を携帯調査は示したと言えなくないのだ。
(ここまで引用)
当時書いたブログの中には、「政治について、私たちの生きる社会について、ともに考え、もっと対話を積み重ねていくことの大切さを感じています」と記しています。この時には、「戦争法(安保法制)」のたたかいの前でした。
昨年夏のたたかいを経て、日本共産党が野党の選挙協力という踏み込んだ提起を行い、北海道5区補選で共産党が嫌いであろう民進党の議員とともに並んで街頭演説を行った意義は計り知れないと思っています。
さぁ、この夏の決戦に向けて何をなすべきか──。試されています。
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