土通し

今日は来年のお米の種を撒くための育苗箱につめる土を準備する作業をしました。
土通しと言っています。

湿った土を乾かすことから始まる作業です。
お盆の頃に土を広げて乾してから土通し機で細かく破砕します。

赤い機械が土通し機です。
ぼくが小学生のころから使われているから30年選手ですね。

パウダー状になった土をサイロへ送るキリンさんの首みたいな機械は古い籾乾燥機の部品を使ってじいちゃんがつくりました。

うちの爺ちゃんはなんでもつくっちゃうアイディアじいちゃんです。



乾かした土はここから入れます。
考えなしに入れると、細かな土まで排出口からでてきてしまうので、のんびり入れます。










キリンの首へ土を送るこの機械も乾燥機の部品を利用してじいちゃんが作りました。












アルキメデスのポンプで運ばれた土はキリンの首の中をグルグルまわる小さなバケツで上に運ばれます。










キリンの口から吐き出された土はサイロの中に貯められます。










来年の3月下旬になったら、この土に肥料、消毒剤などを混ぜて種まきの準備をします。
この作業が始まると東北の春が始まったと実感します。