明日の世界戦・裏カードに光は当たるか?

 先週の今頃は長谷川穂積が2RでKO勝ちして保持しているバンタム級
タイトル7度目の防衛に成功。
 一方でWBCフェザー級タイトルに挑戦した日本王者の粟生隆寛は
オスカー・ラリオス相手に4Rにダウンを奪いストップ寸前まで追い込む
など健闘したが、終盤ポイントをピックアップされて惜しくも1-2の判定
負け。
 このWタイトルマッチから早くも1週間たった。

 そして明日は、もう1つのWBAフェザー級タイトルマッチが行われる。
 インドネシアのクリス・ジョンに東洋太平洋王者の榎洋之が挑戦する
のだ。
 王者のジョンは これが10度目の防衛戦。
 過去9度の防衛戦ではデリック・ゲイナーやファン・マヌエル・マルケスを
破る強豪で、初防衛戦では2階級制覇を狙った佐藤修や8度目の防衛戦
で武本在樹の挑戦を受けて完勝している。

 挑戦者の榎はデビューから無配で日本、東洋と獲得して着実に力を
付けてチャンスを窺っていた。
 ただ実力がありながらチャンスに恵まれず4月にはホープの粟生隆寛と
対戦し引き分けチャンスを逃したかに思われたが、急遽WBA王者のジョン
への挑戦が決まったのだ。

 正直言ってWBCのラリオスよりジョンの方が厳しい相手。
 会場は粟生が代々木第一体育館でNTVのライブ中継だったのに対し、
今回は後楽園ホールでTV中継も深夜の録画中継。
 ラリオスー粟生戦に比べて 裏カードとも言える あまりにも待遇が
違うのが現状だ。

 ただし内藤大助のようにWBAのロレンソ・パーラより厳しいと思われた
WBCのポンサクレックに挑戦して見事に勝った例がある。
 ジョンも減量がきつそうだったり今年1月以来の防衛戦という不安要素は
あるので、全く希望がないというワケではない。
 何とか苦労人の榎に内藤大助のような奇跡を期待したい。

 榎が勝ては71年9月に西城正三がアントニオ・ゴメスから5RKO負けして
以来37年ぶりのWBAフェザー級タイトル。
 過去スパイダー根本、歌川善介、ロイヤル小林、フリッパー上原、杉谷満、
竹田益朗、浅川誠二、松本好二、平仲信敏、渡辺雄二、越本隆志に前記
した佐藤修に武本在樹の13人が計17回挑戦して失敗している。
  

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
便利になったね (屯田兵)
2008-10-25 08:04:32
クラマのせいで生中継されず仕方ないからインドネシアジャカルタComから観戦だけどとぎれとぎれだわ向こうのCMが長いわ 榎の左目が腫れてたのはわかったけど、いつの間にジョンの手が挙がってた
榎にパンチがあればね
残念
 
 
 
続き (屯田兵)
2008-10-25 17:30:03
ラリオスとジョン相手を代えて(ジョンには粟生、榎にはラリオス)と戦えばいいという意見もある
うん確かに噛み合うかも知れない、ただ勝ち負けは別だと思う、
 
 
 
やはりダメでしたね (こーじ)
2008-10-25 23:57:45
>屯田兵様
 その話は聞いてました。
 ただ見られない所もあったようですね。
 試合展開としては最悪の展開だったようで、完敗も仕方ない。
 ジョンー粟生はボロボロにやられるのでは?
 ラリオスー榎なら面白いかもしれません。
 
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