大谷翔平と井上尚弥

大谷、圧巻の本拠地初登板!7回1安打無失点&毎回12K 19者連続斬りに大拍手

 日本時間の今日早朝にLAエンゼルスの大谷翔平がホームでオー
クランド相手に先発登板し、7回1アウトまでパーフェクトに抑え
る好投で2勝目を挙げた。

 何せ立ち上がりから3者連続三振に討ち取ると5回にも3者連続
三振を取るなど毎回奪三振を見せ7回も1アウトから初ヒットを打
たれた後に四球を出すものの、最後は三振で締めて7回を被安打
1・与四球1で毎回の12奪三振という素晴らしい好投だった。

 先週登板して6回3失点で勝ち投手になったオークランド相手だ
ったので分析能力の優れたMLBだから、どうなるかと思われたが
内容は前回を上回るなど予想以上の出来だった。

 ちなみに登板の間の6日間で3試合DHとして出場すると3試合連
続ホームランを放つなど堂々たる二刀流プレイヤーとしての地位
を築いている形だし、当然ながら当初は懐疑的だったアメリカの
マスコミも手のひら返しの如く称賛しているわけで大谷の才能の
凄さを実感するものだ。

 さて大谷翔平と同じく私を驚かせているアスリートの1人が5月
に3階級制覇を目指すボクシングの井上尚弥である。

 デビュー前からモンスターの異名を持ち6戦目でWBC:Lフライ級
王者エイドリアン・エルナンデスに挑戦を表明した時には大橋秀行
会長や大橋の師匠の米倉健司会長も最短キャリア世界奪取に挑戦し
失敗しているし、エルナンデスの試合ぶりはWOWOWで見ていたので
無理だろうと思っていたら全く問題にせず圧倒して6RTKO勝ちでタ
イトル奪取。

 さらに減量苦のため1度の防衛戦を挟んで12月には一気に2階級
上のWBO:Sフライ級王者オマール・ナルバエスに挑戦すると、1
度もダウン経験のない王者から2Rまでに4度のダウンを奪う圧勝で
タイトルを奪取したのだ。

 通常ならキャリア6戦目に世界に挑む事自体が考えられないし、
しかも圧倒してのKO勝ちというのは長い事ボクシングを見て来た
私には衝撃的だった。

 さらに1試合も挟まずに2階級上げて挑戦しプロアマ通じて20年の
キャリアで1度もダウン経験のないナルバエスを圧倒するのだから、
これまでの常識では計れない才能を持った男だという事になる。

 井上の場合は弱い相手と戦った方が拙戦を演じてしまうなど才能
型アスリートによくありがちな欠点を持っているので、今回バンタ
ムに上げてすぐに世界挑戦する事については最早疑念を持たなかっ
たし下手な噛ませ犬相手のノンタイトルをやる方が勿体ない感じだ。

 それを考えると大谷も23歳でMLBでプレーするというのは日本で
プレーするよりもポテンシャルを全開できると思うのだが、一方で
打者としてもプレーする二刀流でのMLB挑戦ならば理解のあるファ
イターズで5年プレーしたのは正解だったと思う。

 ただし井上の場合は強打者ゆえ拳を痛めやすいという弱点がある
ように、大谷もケガが多いというのが最大の弱点だろう。

 それを考えると目下のところ大谷の最大の敵は、ケガという事に
なるのだろうか。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
大谷ってのは (Bill McCreary)
2018-04-10 20:43:09
本当の化け物ですね。才能は当然として、いいコーチやチームにも恵まれているし、また広尾晃さんが指摘していましたが、修正能力がすごいんでしょうね。もちろんこれからいろいろ壁に当たるかと思いますが、大谷の活躍をリアルタイムで見られる私たちは幸せですね。

>一方で
打者としてもプレーする二刀流でのMLB挑戦ならば理解のあるファ
イターズで5年プレーしたのは正解だったと思う。

他チームでは、なかなか実現しないでしょうしねえ。
 
 
 
まさしく (こーじ)
2018-04-10 23:48:49
>Bill McCreary様
 まさしく栗山英樹をはじめ周囲の環境にも恵まれてますからね。

 これが金本のような監督の下では厳しかったでしょうから、ファイターズ経由は大正解だったと思います。
 
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