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こーじ苑
第2期ウルトラの名ライター・石堂淑朗 死す
石堂淑朗氏死去=「日本の夜と霧」脚本家―79歳(時事通信) - goo ニュース
今日の新聞に脚本家の石堂淑朗が亡くなったという記事が載っていた。
映画脚本で黒い雨や南極物語などを書いているという話だったが、我々の
世代にとっては帰ってきたウルトラマンから始まる第2期ウルトラシリーズの
主力脚本家というイメージが強い。
以前も記したのだが第2期ウルトラは帰ってきたウルトラマンが上原正三、
エースが市川森一でタロウとレオが田口成光がメインライターだったのに対し
石堂淑朗は1度もメインライターを務めてないにも関わらず担当本数はダントツ
というのが凄いところ。
石堂作品のスタートは帰ってきたウルトラマンのマグネドン編からで磁力と
いう地球のエネルギーを味方にしているため地球では倒せないという設定の
怪獣を登場させたのを皮切りに北斗七星を丸ごと飲み込むバキューモンを登場
させたり、オクスターやコダイゴンのような地方色や土着性の強い民話風のEP
も印象に残る。
そしてレオゴン編のように当時高校生だった小林晋一郎の原案を生かした
脚本を担当したりと作風が多岐に亘っているのも特徴だろう。
やはり以前も記したのだが帰ってきたウルトラマンのスノーゴン編・レオの
ブニョ編のようにウルトラマンを氷漬けにしてバラバラにしたり、タロウのエンマ
ーゴ編で一時的にではあるがタロウの首を切断したりと現在では作れない残酷
描写の作品を担当している。
こういう当時としては‘なに、この話’と子供の頃でも荒唐無稽に見える話が
多かったものの、こういう才能を受け入れていた円谷も凄いと思う。
亡くなって1ヶ月は公表をしないようにという遺志だったようで、今頃は天国で
盟友だった実相寺昭雄や今村昌平と酒を酌み交わしているのかもしれない。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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「君はゼロ戦怪鳥を見たくないかい?」
「さすが! 観音さまは強かった!」
「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」
そして極めつけは最終回・・・
「あっ! キリンも象も氷になった!!」
特撮好きの某小説家の先生が、「アレなサブタイトルでありながらもファンの知名度の点では「タロウ」や「レオ」の最終回のサブタイより上回っている」と某所でコメントされていたのが印象深いです。
何にせよご冥福をお祈りします。
怪獣VOWの‘変なサブタイトル’という特集にしっかり載ってましたが、石堂作品が多かったのですね。
ホントにインパクトが強かったです。
ちなみにコロコロでウルトラ兄弟伝説を描いていた
内山まもる氏も亡くなったとは・・・・訃報続きですね。
まったく同感ですよ。
こういう事って続くのですよね。
ホントにやりきれないです。