長谷川穂積V3!

 昨夜日本武道館で行われたWBC世界バンタム級タイトル
マッチでチャンピオンの長谷川穂積が1位のへナロ・ガル
シア相手に2度のダウンを奪い3-0の判定勝ちを収めた。
 WBCバンタム級といえば、かつて‘浪速のジョー’こと
辰吉丈一郎が所持し死闘を演じていたタイトルで、長谷川は
辰吉からタイトルを奪ったウィラポンを攻略してタイトルを
奪取しリターンマッチになった2度目の防衛戦では9RKOで
返り討ちにしている。
 7月に1位のガルシア相手にV3戦を行う予定が肋骨骨折で延期
されて迎えた1戦だった。
 頭から突っ込むガルシアに手を焼き両目尻をカットし出血に
悩まされるなど見た目にはかなり苦戦しているように見えた。
 ただしすれ違いざまの左アッパーや右フックのカウンターで
ダウンを2度取るし、押し込まれながらも冷静にパンチをヒット
してポイントをしっかり積み上げるなど‘ひょっとして1発
貰うとヤバイかも?’という心配をせずに余裕を持って見る事が
できた。もっとも両目をカットしていたのでパンチで切った方で
だけはストップされるなと思っていたが。
 こういう試合を見ると大人の試合運びを堪能できる。世間一般
ではバ・カ○ダの試合ばかりが流れるためそれをスタンダードだと
勘違いしているミーハー連中がいるが、そういう次元とは違う戦い
を見せてくれた。
 やはり大人のボクシングは品があるなと思った次第。
 世間では次の対戦相手に1階級下の名王者・徳山昌守との対戦を
望む声がかなりある。正直いって長谷川対徳山というカードは
それなりに魅力はあるものの、やはり長谷川にはラスベガスなどの
ボクシングの本場で活躍して欲しい。
 バ・カ○ダがのさばっているのはマスコミ受けするのが彼らのみ
だからで、ラスベガスなどのリングで長谷川が活躍するとMLBに
憧れる野球選手のような逸材が出て気安くなるしマスコミ受けもする
のではないかと思う。
 安易な道を選んで長谷川のポテンシャルを殺さない事を祈りたい。

 なお昨夜の戦評はこちらに載ってます、管理人さんは会場で観戦
されておりこちらもご覧下さいhttp://01.members.goo.ne.jp/www/goo/a/u/aru-rodgers/bbs.html
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
やはり一位だね (Unknown)
2006-11-15 21:52:47
パンチと同時に頭も持ってくる、打たれてもタフなら苦戦も仕方ない。サブジュダー養成所の帝ケンの奴らだったら、ジャッチに助けられて半べそがお決まりのコースであろう。もし徳山戦があるのなら前菜は豪華にお願いしますね、下田、粟生の相手がただ横文字相手さがしただけじゃ駄目だよ。ワクワク出来ないから今回は×ですね、帝拳の連中だけで箱をいっぱいにするのはマダマダみたい。
 
 
 
長谷川選手ね (屯田兵幸男)
2006-11-15 22:14:01
渡辺二郎のようにますます強くなって欲しい。息の長い、 、、ただ眼の上の出血だけは真似しなくていいから



べつに、大沢何がしの国歌吹奏ありゃ凄かったですね、開幕戦小早川の三発に沈んだ巨人対広島での中居君の独唱とモロにかぶりました
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-11-16 20:13:39
>屯田兵幸男様
 ガルシアなどはアマチェア上がりの帝拳エリート達には厳しい相手でしょうね。
 目の傷がアキレス腱にならなければいいのですがね。
 お客さん達の評判も概ね良好でしたよ。
 やはり日本のエースは長谷川でしょう。
 
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