ウルトラセブン20話に登場したシャプレー星人に操られる
怪獣・ギラドラスは、マグマの中を自由に泳ぎまわられる
だけの強靭なボディを持っている。
そして地球のコアであるウルトニウムを食べているのだ。
しかも暑さに強いと思いきや、角を光らせて天候を自由に
操って雪を降らせ寒さに弱いセブンを追い詰めた。
かなりの重量級怪獣なので、圧し掛かられたセブンも寒さ+
この重さに一時グロッギーになっていた。
一瞬のスキを付かれてアイ スラッガーで首をはねられて倒さ
れるが、十分存在感を示している。
ただ冷静に考えてみると、ギラドラスは星人の侵略への尖兵で
あり地球のコアを形成するウルトニウムを掘り出すのが本当の
役割だった。
いわゆる‘土木作業怪獣’というヤツだろうか?
‘土木作業ロボット’の先輩にあたるのが映画‘地球防衛軍’に
登場した侵略者であるミステリアンが操っていたモゲラ。
もともとミステリアンの要塞である、ミステリアンドームを建設
するために2台導入されたのだろう。
モゲラは、今ひとつ強くなかった。
一方で操る侵略者が死ぬ間際に名前を叫び、呼応するような
形で現れているパターンでは、ワイルド星人がソガから銃撃を
受けて炎上して絶命した直後に岩見山の噴火口からナースが
出現したり、ウルトラマンの最終回でゼットン星人がマルス133 を
受けて絶命する間際に叫んだりして出現する。
‘操る者が死んだので復讐心に燃えて戦った’というのは、いくら
なんでも解釈が飛躍しすぎだが、まぁ面白い仮説ではある。