9月から始まった仮面ライダービルドを見ていたら劇伴が、ウル
トラマンネクサスの劇伴を担当した川井憲次だった。
川井憲次といえばウルトラマンネクサス以外に現在OAされてい
るウルトラマンジードやウルトラマンゼロTHE MOVIE超決戦!ベリ
アル銀河帝国などの劇伴を担当していたのだが、80年代には らん
ま1/2や機動警察パトレイバーなどのアニメ系の劇伴を担当して
いたようだ。
ウルトラ系の劇伴から仮面ライダーの劇伴というのはガイアや
メビウスを担当していた佐橋俊彦が、平成ライダー創成期の仮面
ライダークウガやアギトを担当したのを思い出すが佐橋氏は激走
戦隊カーレンジャーの劇伴まで担当しているのでウルトラ&ライ
ダー&戦隊の全てを網羅した形だが川井氏も残るは戦隊モノのみ
になった。
巨大ヒーローのウルトラと等身大ヒーローの仮面ライダー系の
劇伴を兼ねるのは意外に難しい。
昭和のウルトラではウルトラQとウルトラマンを担当した宮内
国郎やタロウを除くセブン以降のウルトラを担当した冬木透が
有名なのに対し、仮面ライダーや超人バロム1を担当した菊池俊
輔や人造人間キカイダーやイナズマンを担当した渡辺宙明らが
思い浮かぶ。
昭和の時代に仮面ライダーの菊池俊輔がジャンボーグAの劇伴
を担当したのを思い出すが、菊池BGMならではのテンポのよさは
あるもののテンポが良過ぎて巨大ヒーロー独特の重厚感が損なわ
れていたきらいがあった。
もっともウルトラマンの宮内氏が等身大ヒーローのトリプルフ
ァイターを担当した例もあるが、宮内氏はウルトラQだけでなく
ガス人間第一号なども担当していたので そこまで違和感はなかっ
たと思う。
つまり巨大ヒーローの重厚感と等身大ヒーローの軽快さという
のは擦り合わせが難しいわけで、