強敵相手だったからの新兵器導入

 先日マジンガーZのジェットスクランダー導入による初飛行EPの
代償として光子力研究所壊滅のネタを挙げたのだが、これまで空を
飛べないばかりに苦戦していたマジンガーZがようやくジェットス
クランダーという空を飛べるアイテムが導入されたものの対戦する
機械獣が爆撃機を機械獣化したような強敵だった。

 この時期はヒーロー作品全盛だったのと夏休みに入ると子ども達
の外出が増えるという事からインパクトのあるEPが多くの番組で作
られており、例えばジャンボーグAでは2号的な立ち位置のキャラ・
ジャンボーグ9が登場する一方でジャンボーグAは強敵ジャンキラー
に敗れ仇を取る形でジャンボーグ9が登場する。

 つまり強敵の存在なくして、新兵器の投入はないようだ。

 思えばウルトラマンの2大必殺技といえばスペシウム光線と八つ
裂き光輪だったが、基本的にスペシウム光線で決着をつけていた
ウルトラマンが16話のバルタン星人再襲来編でスペルゲン反射鏡
でスペシウム光線を防がれた直後に八つ裂き光輪で倒している。

 ウルトラセブンのワイドショットやウルトラノック戦法も既存
の武器・アイスラッガーやエメリウム光線が効かない強敵だった
事からであり、帰ってきたウルトラマンのウルトラブレスレット
も宇宙怪獣ベムスターにスペシウム光線を吸収されたというのが
きっかけだ。

 考えてみれば新しい武器や新兵器装備は相手が通常通りで倒せ
るのなら単なる卑怯者になるのだが、それに相応しい強さがある
からこそ新兵器や新必殺技が映えるわけである。

 そうなってくると敵の強さのインフレ化という課題もあるが、
それはまた別の話で。

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