ウルトラセブンEP20・地震源Xを倒せ!

 野長瀬三摩地監督だからか、本格的な怪獣・ギラドラスが
登場する。
 このギラドラスは、地球の核・ウルトニウムを食べる怪獣で
天候も自在に操れるので、かなりの強敵だ。
 とはいえ、このEPで最高の強敵は‘悪魔くん’のメフィストを
演じた吉田義夫演じるイワムラ博士だ。
 冒頭いきなりダンとソガを怒鳴りつける場面から始まり、謎の
地震を調査するために到着したマグマライザーに乗り込もうと
したりと全編を通じて強烈な存在感を見せている。

  このイワムラ博士の助手がサカキ。
 こわもての博士にソツなく仕えているのだが、正体はギラドラスを
操るシャプレー星人である。
 アンヌをはじめウルトラ警備隊の面々に親切にしているが、博士の
影を異形の姿に見せたりしてアンヌを騙したりする。
 ただし知的星人に ありがちな1対1には弱いので、ウルトラガンを
目に受けて あっさりと倒された。

  途中でラリー中に道に迷った女子大生コンビが登場するが、
ちょっとした端役かと思いきや ウルトニウムの破片である赤い石を
発見したり、サカキが落とした星人に変身するためのアイテムで
ある金属片を拾って博士に届けたりと意外な大活躍である。

  その反面、今回で2度目の登場となるマグマライザーは ほとんど
活躍できないで終わる。
 地底調査に もぐったものの、硬い岩盤に行く手を阻まれて高温に
悩まされ ギラドラスが地上に出る動きによって更に深い空洞に落ちて
しまう。
 すぐ側をドロドロのマグマが流れているので、当然のように操縦室
内は40度から50度という超高温になって乗員達が大ピンチに陥った。

 幸い乗員にダンがいたので、セブンに変身してマグマライザーごと
地上に脱出できたが・・・・
 ギラドラスはドドンコやぺスター同様、スーツに2人が入って演じている。
 かなりの重量級怪獣のようで、セブンも押し潰されてピンチに陥るし、
天候を変えられるのでエネルギー源の太陽を隠して雪を降らせ低温に
弱いセブンを苦しめる。
 最後は一瞬のスキをついてアイスラッガーで首を落とすのだが、倒され
た首からはウルトニウムが出てくる。
 ただ このウルトニウムは、この後どうしたのだろうか? 大いに気になる。    

 なおイワムラ博士は、もう少し若くて逞しければ‘魁!男塾’の江田島
平八になるかもしれない。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
わしが怪人太郎冠者@1553である! (怪人太郎冠者@1553)
2008-02-19 22:04:14
それでもイワムラ博士、ホントはいい人で、最後には粗にして野だが卑ではない好々爺の素顔を見せましたね。

それはそうとマグマライザーでのダンとアマギの会話、これ見ると(ドラマ上では)不仲説も出てきそうな感じです。
 
 
 
江田島平八 風ですね (こーじ)
2008-02-19 22:43:59
>怪人太郎冠者@1553様
 確かにイワムラ博士は、一見怖いけど実は・・・という
キャラですね。
 このテのキャラはティガのヨシオカ長官(悪の宮博士)が、こんな感じでした。
 吉田氏は、怪奇大作戦では落ち武者の幻影を見せる
土地開発計画反対派の村人役でも出てきてました。
 なお物語のカギを握る孫は白鳥健太郎(キリエル人)です。
 
 
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