2012夏の甲子園:第10日

大阪桐蔭、光星学院が準々決勝へ＝明徳義塾、倉敷商も８強入り―高校野球(時事通信) - goo ニュース

　今日から3回戦。

　第1試合は昨秋の神宮大会以来の対戦になるが光星学院にしてみると過去
2戦2敗だった智弁和歌山に勝って上がってきた神村との相性を考えると どち
らがよかったのか。

　第2試合は大阪桐蔭が選抜同様2試合目で熊本代表との試合になる。
　選抜で破った九州学院に1－0で勝っている済々黌の大竹が大阪桐蔭相手に
どこまで粘れるか。

　第3試合は初戦を危なげなく突破した新潟明訓に明徳義塾が挑む形になるが
明徳の福が明訓打線をどこまで抑えられるか。

　第4試合は初戦でビッグイニングを作って再逆転で勝った倉敷商と好投手・菅原
を攻略した秋田商の対戦になるが秋田商打線が西のシンカーを攻略できるか。

　第1試合：光星学院 9－4 神村学園

　1回に光星は1番が先頭打者HRで先制すると4番の2ランで3点を先行すると
3回には3番の2ランで5－0とリードを広げて神村の先発・柿沢を引きずり降
ろす。

　神村も2番手の平藪がランナーを出しながらも無得点で抑え、5回に四球と
ヒット二番とで1アウト2・3塁から3塁ゴロ野選で1点を返すと6回には2安打で
1アウト1・3塁から4番の犠牲フライに四球で1・2塁として6番のタイムリーで
2点差に追い上げる。

　ところが7回に6番が2ベースの後に7番の三遊間の当たりがショートのグラブ
下を抜けるタイムリーで光星が1点追加するとバックホームの送球を受けた
キャッチャーの2塁悪送球でノーアウト3塁から暴投で7－3とリードを広げ勝負を
決めた。

　神村は後半勝負という事でジャンケンに勝って後攻を選んだのだが3本目の
2ランが結果的に響く形になった。

　3－0でくっ付いて行けば思惑通り後半勝負だっただろうが、さすがに3回までの
5点は重かった。

　第2試合：済々黌 2－6 大阪桐蔭

　1回裏に1番と3番のヒットで先制した桐蔭に対し済々黌も2つの死球と暴投で
追い付き3回までこう着状態だったが4回に桐蔭が9番と1番の連続HRなどで
4－1と勝ち越すと6回にも2アウトから3番が3ベースを放つと4番の2ランで
止めを刺した。

　済々黌も桐蔭の沢田相手に粘り5回には1アウト2塁から1番のタイムリーで
2点差に迫ったが そこまでだった。

　済々黌の粘りを桐蔭の長打力が粉砕した形だった。

　第3試合：新潟明訓 0－4 明徳義塾

　明訓は2回に明徳の先発・福永を攻め四球で出た5番をバントで送り7番が
レフト前ヒットで1・3塁とし8番のショートゴロで3塁ランナーがホームでアウト、
更に四球で満塁と攻めるが先制ならず。

　4回にも1アウトから6番がヒットで出塁し7番が死球で1・2塁とすると明徳は
岸にスイッチして後続を絶つと4回まで2安打に抑えられていた明徳打線は
5回に6番がヒットで出塁するとバントで2アウト2塁から連続四死球で満塁
から2番・3番の短長打で一挙に4点を先行。

　ところが明訓が7回の攻撃中に雷が鳴り始めて中断すると更に雷雨となって
2時間以上の中断で明訓は2アウトだっただけに残り2ストライクを取れば
そのままでもコールドゲームだったのだが、試合再開しても流れは変わらず残り
2イニング1/3を岸がしっかり抑えて完封勝ち。

　明訓にしてみれば竹石が5回に四死球と乱れたのが痛く、2回に1アウト1・3塁
から先取点が入っていたら流れは明訓だっただろうから この2つが悔やまれる。

　第4試合：倉敷商 5－1 秋田商
　
　1回に倉敷は1番が先頭打者HRで先制すると秋田も その裏に1番が2ベース
で出塁するとバントで3塁に進み2アウト後4番のタイムリーで1－1と追い付く。

　追い付かれた倉敷は3回に2アウトから死球で出た2番を3・4番の連打で勝ち
越すと、4回には3安打に2つのバントを絡めて2点を追加して4－1とリードを
広げる。

　秋田も2回と4回にノーアウトのランナーを出し、特に4回には1アウト1・3塁の
チャンスで得点できず反対に9回には1アウトから2安打とバント野選で満塁
から犠牲フライで倉敷が突き放して逃げ切った。

　2回戦で福井・菅原のナックルカーブを攻略した秋田だったが今回は倉敷・西の
シンカーに5回以降押さえ込まれたのに対し、初戦で粘りのピッチングを見せた
近藤が4回途中で降板したのが秋田としては誤算だった。