朝稽古レポート

 AM8:45、家を出てから約1時間で久山町の佐渡ヶ嶽
部屋に到着した。
 宿舎は田園風景の静かな場所にあるが、田んぼと
工場などから囲まれているのだ。
 宿舎はプレハブ2棟からなっており裏の1階は調理場で
表の1階に土俵がある。後援会関係の方々は中で座布団に
座り見られるのだが我々は見学している反対側にある
2つの窓から覗く事になる。
 かつては篠栗で営業している先輩の義父が琴富士や、
現親方の琴の若を後援していたので91年から10年連続で
朝稽古を見学に誘ってもらいちゃんこまでよばれていた。
 到着すると幕下連中が申し合いをやっていた。
勝った力士が対戦したい相手を指名できるシステムだから
やる気のある者はどんどん強くなるわけだ。
 反対に負けてばかりいる力士には容赦なく親方衆の激が
飛ぶ、考えて見ると昨年まで親方も現役で先代から期待され
ていたのでかなり激を飛ばされていたクチだったが時の経つ
のは早いものだ。
 締めはぶつかり稽古で簡単に土俵に落ちると親方衆から
気合を入れられる。
 我々が覗いている窓は駐車場側なので部屋に用事のある車が
ちょくちょく出入りするのだが、合間に後援者らしき車が魚の
アラを届けにきており親方が出て来て例を述べていた。

 やがて9:30頃になると関取衆の稽古が始まり琴欧州や琴奨菊、
琴光喜らの迫力ある稽古に圧倒される。
NHKも取材に来ており力士達にも気合が入っているのが分かる。

 10:00過ぎるとベンツの4駆が来たので誰だろうと思ったら何と
横綱・朝青龍ではないか!
 稽古に入ると調理場との境のガラス戸が外されるという初めての
光景を見た。横綱の稽古は激しいと定評があるので吹っ飛ばされて
怪我をしないための措置である事は容易に想像がつく。
 それにしても、まさか横綱の出稽古を見られるとは思わなかった。
佐渡ヶ嶽の関取勢の申し合いを横目にじっくりと汗をかいて調整
していた横綱はおもむろに琴光喜との申し合いを始めた。
 20番以上取ったのだが最初は琴光喜も3回に1回は勝っていたものの
10番を過ぎると朝青龍の独壇場、やはり横綱はスタミナの塊だし強い。

 ただし11:00前になると申し合いを終えてぶつかり稽古の胸を貸し
おもむろに終了。整理体操と四股踏み、そして相撲道の歌を合唱し
最後に力士の心得を唱和して稽古は終了した。
 帰りしなに横綱に次男と記念撮影を頼んだら車の前で応じてくれた。
 昨年は琴欧州と長男が記念写真を撮れたのだが今年はまさか横綱との
記念写真が撮れるとは思わなかった。
 残念ながら横綱との写真は次男の顔バレになるため、アップできません。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 元のもくあみ 今日は忙しかった »
 
コメント
 
 
 
僕もw (来訪者)
2006-11-06 22:51:17
僕の通ってた小学校では、毎年大相撲を見に行く事になってました。で、相撲初めて見たワケなんですが・・・やはり、僕も日本人。とてもおもしろいですね。稽古となると、もっと近くから見れるみたいなのでいいですねえw
 
 
 
Unknown (コー)
2006-11-07 02:22:52
横綱来たんですか!?良い時に行きましたね~!相撲部屋まで足を運んで稽古見学なんて熱心ですね。

最近は街で力士をよく見かけます。バイト先にも来ましたよ。タバコを買いに来ました(笑)



もうすぐ九州場所…一年早いですね。益荒雄(阿武松親方)とか帰省したりするんでしょうかね(笑)



それにしても日本人横綱が一刻も早く出てきて欲しいです…
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-11-07 20:15:50
>来訪者様
 意外に稽古は見て面白いですよ。野球のキャンプなどといっしょで間じかで見られますからね。
 本場所も中日の19日に行く予定にしてます。
>コー様
 12年目で始めてのナマ横綱でしたからね、ラッキーでした。九州場所があるおかげでこんな事がありますからね。
 日本人横綱は稀勢の里あたりまで待たないと無理ですね
残念ながら。魁皇が中日まで生き残れるか?
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。