福岡での修行時代の お客さんが新聞に

 我が家のスポーツ新聞はスポニチなのだが昨日のローカル紙面のゴルフ天国
という特集を見ていたら、何と福岡で修行時代の店の お客さんが載っていたでは
ないか!

 11月7・8日に行われた全日本ミッドシニア選手権で初優勝し、日本シニア・
ミッドシニア両タイトルを獲得したという事での掲載だったのだが最初はピンと
来なかったものの練習中の写真を見て‘福岡時代の お客さんだと気が付いた
のだ。

 私が入店して最初に大川さんを見たのは雨の日で、ゴルファ-が雨の日に
差しているようなダンロップのロゴが入った傘を差してゴルフウェアを着て来店
したのだが日焼けしているのに左手だけが白く一目見て‘プロゴルファー?’と
いう雰囲気をまとっていた。

 そして必ず師匠がカットをしていたのだがスタイルはサイドが耳を被るロング
ヘアで髪の毛が細く傷みやすいので傷み髪用の特注シャンプーを使っていた。

 眼光鋭い強面系でカット中も殆ど喋らずにニコリともしない。

 ヒゲは濃くなかったので ほどなくしてシャンプーに入る事ができたのだが洗って
いる間に あからさまに嫌そうな表情をしているので物凄いプレッシャーだったのを
覚えている。

 ちなみに師匠が行きつけの表通りは喫茶店&路地側は雀荘の常連で師匠と一緒
に麻雀もしていたのだが、師匠から‘大川さんが「アイツのシャンプー粗けなかけん
どうかしてくれ」と言われたぞ、しっかりせんかい’とよく怒られていたものだ。

 昨日の新聞によると「大学卒業後高校の体育教師をしていたが27歳でゴルフを
始め脱サラ」とあり、そういえば師匠は‘先生’と呼んでいたのが そうだったのかと
思うし‘喫茶店に来る前に300球打ってきた’と言っていたなどという話も聞いたので
プロのオーラは そこら辺りから来ていたのかと思ったものだ。

 そして「若い頃に体育教師をしていたのでルールやマナーに特に厳しく、ジュニア
ゴルファーなどが違反すれば叱責する」と載っていたので、当時の雰囲気そのもの
だと感慨深かった。

 当然こういう お客さんは煙たい存在で、来店する度に苦になっていたのだが
‘この人を満足させられたら大丈夫’と思い直してシャンプーや顔剃りに当たらせて
貰ったものだ。

 やはり こういう厳しい お客さんがいたからよかったと今でも思うし、目標の70歳
以上のグランドシニアを獲得して欲しいと思うのだった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 世界が見えた... ウルトラゾー... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。