仲間との絆と希望で生き残った憐  

 ウルトラマンネクサスの憐編最終回で戦いを終えた憐は、救急車で
瑞生に付き添われながらラファエルが準備された病院に向かうシーン
で終わる。

 もともと憐はプロメテウスプロジェクトによって海本隼人の遺伝
子から作り出されたハイブリッド新生児=プロメテの子だが、寿命
を決める遺伝子に致命的なディフェクトを持っているため16歳から
17歳を境に前進の細胞がアポトーシスを起こす事が判明し特効薬で
あるラファエルの製造が急がれていた。

 とはいえラファエルの開発は難しいだけでなく、最終的に中止に
なったため人生に絶望した憐はアカデミーを脱出し日本に来ていた
という設定だった。

 ただウルトラマンの光と出会った事から世の中の役に立てる一方、
どのみち先のない命という事で命を的にしたような戦いを展開して
いたのだが凪の‘アドバイスである生きるための戦い’を行うように
なり、生きる事への希望を僅かながら持つようになるし海本や吉良
沢優らプロメテウスプロジェクトのメンバー達から支えられている
事に気付く。

 さらにアカデミーでの生活で一般人の心情が分からないまま成長
していた事から瑞生のメモレイサーを使い記憶を消そうとした時に
もうすぐ死ぬとしても、それまでの時間と思い出は確かに残る大切
なもの’という瑞生から教えられ諦めず少しでも前を向く事を心がけ
るようになるのだ。

 そして最後まで諦めずに生きていたおかげで遂にラファエルは完
成し、だからこそ戦いに勝ってラファエルを投与して生き続ける希
望を持ったからこそイズマエルに勝てたという事。

 そういう意味で憐はウルトラマンの光と出会った事で生きる希望
を持ち、最終的にラスボスにも勝てたわけでラストの‘光よありがと
う’という感謝の言葉につながったのだろう。

 ネクサスというドラマは仲間との絆だけでなく、希望を持つ事を
教えられる。

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