タパレス、王座はく奪 調印式すっぽかして減量…再計量もギブアップ
明日大阪のエディオンアリーナで行われるWBOバンタム級タイ
トルマッチの計量が今日行われたのだが、何と王者のマーロン・
タバレスが体重オーバーで失格となり明日の世界戦は挑戦者の
大森将平が勝てば新王者となるが負ければ王座は空位となる。
不可解なのは正午から行われた予備計量では550gの超過だった
ので調印式には出席さずに体を絞っていたようだが13:00からの
計量では800gオーバーとなり、約2時間後のタイムリミットギリ
ギリでの計量では更に900gオーバーとなってギブアップしたわ
けである。
世界戦で王者が計量オーバーによる失格というのは4年前の12
月に行われたIBF&WBA:Sフライ級タイトル統一戦でWBA王者の
リボリオ・ソリスが犯して以来7度目らしいのだが、計量する度
に体重が増えての失格というのは前代未聞で何をやっていたのか
という事になる。
以前は減量に失敗してタイトルを剥奪されるとモチベーション
を失い戦意喪失で敗れるケースが多かったのだが、最近は無理を
して体重を落として消耗し試合をするよりタイトルを剥奪されて
も試合に勝って再びのチャンスを待つというケースが多い。
それゆえに計量失敗後に更に体重を増やして戦うケースがある
ので対戦する陣営は体重オーバーの幅を設ける必要ががるのだが、
大森陣営は体重オーバーの制限を設定してないようなので粟生隆
寛のように負けた上にダメージから休養状態に追い込まれると
いう轍だけは踏んで欲しくない。
それにしても大森は大晦日に予定していたリー・ハスキンス
への挑戦はドタキャンされるし、今回のタバレスは計量失格と
トラブル続きとツイてない。