来週末から公開される映画「武士の家計簿」の先行上映を観てきました。
主役の堺雅人さんや仲間由紀恵さんのほか、映画やドラマでおなじみのいい俳優さんがたくさん出ていて驚きました。
刀ではなく、そろばんで家族を守った会計専門の武士のお話、ということでしたが…
うーん、どうかな…
朝の連続ドラマや大河ドラマにしてもいいくらいのたくさんのエピソードがありすぎて、残念ながら「家族を守る」というほどのインパクトは、私は感じませんでした。
というより、どちらかというと、この時代の世相や風景を見せる映画という印象が強かったかなあ。
そういう視点では、非常に興味深く見ることができる作品でした。
ただ、やはり実力派のいい俳優さんがたくさん出ていただけに、夫婦愛や親子間の葛藤を、もっとゆっくり、エピソードを絞って深く見たかったな。
どの役柄も、演技はやはり素晴らしかったし、見応えがありました。
さらに、子役の演技力はちょっと感動モノでした。
夫をたてて、夫に従って、夫を信じてついてゆく…
この映画に登場する女性たちのそんな姿は、昔の日本の女性の誇りであり、美学であるのだろうな。
私も、そんなふうに、いられたらいいな。[E:heart01]