”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

えびす講の日に鯛だしをとる

2024-11-20 20:11:48 | だし

今日、11月20日はえびす講。

静岡県の西部地方では、鯛と葉付き大根をお供えします。

  

我が家には、お供えするような神棚はありませんが、

冷凍庫には遠州灘の小鯛が入っています。

この小鯛でおだしをとって、我が家流のえびす講にしようと思います。

  

 

小鯛を解凍します。

  

  

小鯛を焼きます。

焼くことで生臭さが消え、香ばしさが加わります。

  

  

真昆布と一緒に、ことこと1時間ほど煮出しました。

アクはこまめに取ります。

   

   

澄んだ美しいだしがとれました。

  

 

  

この鯛だしは、しゃぶしゃぶに使いました。

  

  

夫は、「カップラーメンに『鯛だし』っていうのがあるけど、これ全然違うね。」

と、えらく感激してくれました。

まあ、手間がかかっていますからね。(笑)

 

今日、こちらの最高気温は13℃。

この鯛だしのしゃぶしゃぶを食べたら、体がポカポカになりました。

  

そして、だしをとった後の鯛ですが、身をほぐして骨を丁寧に取り、

我が家に遊びに来る猫ちゃんにあげました。

いつものカルカンよりもガツガツ食べていましたよ。

  

我が家にとっても、猫ちゃんにとっても良いえびす講でした。(^-^)

 

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たけさんへ 煮干しだしのとり方とスンドゥブチゲ

2024-10-09 13:59:23 | だし

【だしの基本の割合】

水1Lに対し、だし素材30gというのが基本の割合です。

例えば、

 水1L + かつお節 30g

 水1L + 煮干し 30g

 水1L  + かつお節 20g + 昆布10g

 水1L + 煮干し 20g + 昆布10g

 

ただし、昆布は30g入れてしまうと、磯臭さが出てしまうので

 水1L + 昆布 15g と半量でおいしいだしがとれます。

   

 

だしには、それぞれ特徴がありますが、

香りの強いにんにくやニラを使う韓国料理には、

力強いうまみと香りが特徴の煮干しだしが相性抜群です。

  

  

【煮干しだしのおいしいとり方】

煮干しには、白口煮干し(背の部分が銀色)と

青口煮干し(背の部分の色が青黒い)があります。

白口煮干しは、瀬戸内産、伊吹島産などと表記され、頭やはらわたを取らなくても

すっきりしただしがとれるので、廃棄する分がありません。

  

水1Lに対し、白口煮干し30gを加え、一晩冷蔵庫に置く。

これだけで、魚臭さの少ない、すっきりした煮干しだしがとれます。

このようなポットを使うと、そのまま鍋に注げて便利です。

  

  

  

スンドゥブチゲ

【材料】2人分

 ・あさり      10個

 ・しいたけ     2枚

 ・白菜       100g

 ・ニラ       3本

 ・絹ごし豆腐    100~150g

 ・生姜(千切り)  1/2かけ分

 ・豚こま切れ肉   80g

 

 ・ごま油      小さじ1

 ・煮干しだし    400ml

 

〈合わせ調味料〉

 ・コチュジャン   大さじ1

 ・酒        大さじ1

 ・塩        小さじ1/2

 ・赤唐辛子     少々

  

 

【作り方】

 ①あさりは、砂抜きをする。

 ②しいたけは軸を取り、5mmの厚さに切る。軸も細かく切る。

  白菜は食べやすい大きさに切り、ニラは5cmの長さに切る。

  豆腐はサッと水切りして、2cm角に切る。(手で崩してもよい。)

 ③鍋にごま油を熱して、生姜、豚肉、あさり、白菜、しいたけを入れ

  2分ほど炒める。

 ④煮干しだしと合わせ調味料を入れて、中火で5分ほど煮る。

 ⑤ニラと豆腐を加え、2分ほど煮込む。

  

  

私は、にんにくが食べられないので入れていませんが、

ガツンとした味がお好みなら、加えてください。

  

 

これが基本の作り方になりますが、材料はその時手に入るもので作っています。

例えば、こちらは

白菜の代わりにもやし、ニラの代わりに下仁田ネギ、お豆腐も木綿豆腐で作っています。

  

  

ご参考までに。

どうぞご家庭の好みの味に手を加えていってください。m(__)m

 

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エスニックないわしハンバーグ

2024-10-08 20:57:56 | だし

いわしハンバーグを作りました。

 

  

 

  

  

主な材料は、だしをとった後の煮干しです。

瀬戸内産の白口煮干しです。

  

  

  

煮干しの頭だけ取って、ミキサーにガ~~っとかけます。

  

  

 

煮干しだけでは脂が足りないので、鶏ミンチを追加。

野菜は、下仁田ネギ、ミント、ホーリーバジル、生姜を使いました。

しかし、これだけでは、まだまとまらない。

卵とおからパウダーを加え、小さな丸型にまとめて、焼きました。

  

 

ナンプラーとレモン汁で作ったタレを添えると・・・。

ミントとホーリーバジル、そしてナンプラーのおかげなのか、

だしをとった後の煮干しがエスニックな味わいに変身しました。

  

 

静岡人なので、おだしでよく使うのはかつお節と昆布で、

煮干しを使うのは、スンドゥブチゲのだしをとる時と、

うどんだしを作る時くらいですが、

おだしの講座をやらせていただくと、

「だしをとった後のだし素材の活用の仕方を教えてください。」

という質問が必ず出ます。

  

そんなわけで、昆布でもかつお節でも煮干しでも、

だしをとった後の活用法を常に考えています。

 

  

以前、だしをとった後のものまで使う私に、

「ウメさんって、食糧難になっても生きていけるわね。」

と、東京のベンツ女(彼女がベンツに乗っているのを見たことはありませんが、

SNSに、ディーラーさんからもらったというベンツのマークの手帳が写っていた。)から

言われたことがありましたが・・・。(^-^;

 

食材は、絶対に無駄にしませんよ~♪ 

 

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宗田かつおを食べてみた!

2024-09-14 21:39:37 | だし

釣り人(夫とも言う)が9月7日に釣ってきた鰺は、フライに。

これは文句なしのおいしさ!

  

  

  

問題なのは、8月10日に釣ってきた宗田かつおです。

 

宗田かつおは、だし素材(宗田節)としては、よく使っている

お気に入りの食材です。

           【宗田節と日高昆布】

  

  

 

しかし、魚としての宗田かつおには良い思い出がない…。

昔、塩焼きにしたら、買っていたネコさえも食べようとしなかったくらい

不味かった・・・。(>_<)

  

  

 

「煮付けにするとおいしい。」と教えていただき、

昆布だしと梅味噌で煮てみたら・・・。

あら!!おいしい!! ヽ(^o^)丿

  

 

宗田かつおは血合いの部分が多いのですが、

梅味噌が臭みを消してくれました。

もちろん、名人が作った梅味噌が、特別おいしかったということもありますが。

  

  

宗田かつおは脂肪分が少なく、肉質がしっかりしています。

「この脂肪分の少なさが、コクのあるだしにつながるのかなぁ。」

などと考えながら、宗田かつおについて調べてみると・・・。

  

 

【季節による宗田かつおの変化】

 1月~3月   脂が少なく、理想的なだしがとれる。

 4月頃     産卵前で脂がのり始める。

 5月~7月   産卵後で脂が抜ける。

 8月~9月   子どもの宗田かつおなので小型で脂肪分が少ない。

 10月~12月  子どもサイズから1.5倍ほど大きくなり、脂が出てくる。

  

 

つまり、宗田かつおは、脂がのっておいしく食べられる時期が限られているので、

なかなか食用にはされてこなかった。

しかし、その脂肪分の少なさがだし素材には向いていた。

ということではないかと思います。

 

  

  

9月は脂肪分が少ない時期ではありますが、煮付けという方法で

おいしくいただくことができました。

遠州灘の恵みと釣り人に感謝です。

 

  

 

そして、お味噌汁の具は今年初ハスイモ。

ハスイモをご存知ない方は、こちらの記事をご覧ください。

  

  

ハスイモも遠州地方に来て初めて出会った食材です。

遠州の恵みに感謝です。

 

 

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昆布チップス

2024-01-16 16:17:14 | だし

だしをとっていると、だしがらの昆布が出ます。

 

以前は、この昆布を刻んだり、細切りにしたりして、

炊き込みご飯、ソーセージ、餃子、コロッケ、春巻、ドライカレー

などに活用していたのですが、

最近は、お手軽な昆布チップスにしています。

 

これをテーブルの上に出しておけば、おやつ代わりに。

ポテチやあられよりもヘルシーですね。

 

  

  

作り方は(書くまでもありませんが)、

 

適当な大きさに切った昆布をお皿に並べます。

お塩をぱらりとふりかけておきます。

  

  

 

ラップをしないで、600Wのレンジに2分かけます。

量が少ない時は、これだけで十分パリパリになりますが、

今回は量が多かったので、裏返しにして、さらに600Wで2分かけました。

  

  

 

こんな感じになればOKです。

  

  

このくらいなら、あっという間に食べ終わります。

良いおやつ、おつまみにもなりますね。

 

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