釣り人(夫とも言う)が9月7日に釣ってきた鰺は、フライに。
これは文句なしのおいしさ!
問題なのは、8月10日に釣ってきた宗田かつおです。
宗田かつおは、だし素材(宗田節)としては、よく使っている
お気に入りの食材です。
【宗田節と日高昆布】
しかし、魚としての宗田かつおには良い思い出がない…。
昔、塩焼きにしたら、買っていたネコさえも食べようとしなかったくらい
不味かった・・・。(>_<)
「煮付けにするとおいしい。」と教えていただき、
昆布だしと梅味噌で煮てみたら・・・。
あら!!おいしい!! ヽ(^o^)丿
宗田かつおは血合いの部分が多いのですが、
梅味噌が臭みを消してくれました。
もちろん、名人が作った梅味噌が、特別おいしかったということもありますが。
宗田かつおは脂肪分が少なく、肉質がしっかりしています。
「この脂肪分の少なさが、コクのあるだしにつながるのかなぁ。」
などと考えながら、宗田かつおについて調べてみると・・・。
【季節による宗田かつおの変化】
1月~3月 脂が少なく、理想的なだしがとれる。
4月頃 産卵前で脂がのり始める。
5月~7月 産卵後で脂が抜ける。
8月~9月 子どもの宗田かつおなので小型で脂肪分が少ない。
10月~12月 子どもサイズから1.5倍ほど大きくなり、脂が出てくる。
つまり、宗田かつおは、脂がのっておいしく食べられる時期が限られているので、
なかなか食用にはされてこなかった。
しかし、その脂肪分の少なさがだし素材には向いていた。
ということではないかと思います。
9月は脂肪分が少ない時期ではありますが、煮付けという方法で
おいしくいただくことができました。
遠州灘の恵みと釣り人に感謝です。
そして、お味噌汁の具は今年初ハスイモ。
ハスイモをご存知ない方は、こちらの記事をご覧ください。
ハスイモも遠州地方に来て初めて出会った食材です。
遠州の恵みに感謝です。