お友達が、丸子にあるとろろ汁が名物の
老舗懐石料理店でお食事をしたそうで
写真を送ってくれました。
美しいですね~。
手前のお椀に入った白いムースのように見えるのが自然薯で
このお料理は「竹の子蕎麦」だそうです。
ここで、疑問が!! (@_@;)
自然薯の旬は、秋から冬にかけてのはずなのに、
どうして1年中、とろろ汁がいただけるのでしょうか?
静岡の自然薯は、静岡方式という特殊な方法で
栽培されています。
これは、防虫防薬中間マルチング・ダクトシステム
と言われるもので
波板の上に“ダクト”と呼ばれる厚めビニールの筒を置き、
マルチ(ビニールなどで上を覆うこと)をして、
その上に種芋を植え付ける方法です。
こうすることで、病気にかかりにくく、
肥料のにおいが付きにくいと言われています。
しかし、いくらこの栽培法が優れていたとしても
自然薯が周年、収穫されるという話は聞いたことがありません。
それに、もし周年、手に入るものならば、
この贈答用の箱に入った自然薯の姿も
お歳暮シーズンだけでなく、1年中見られるはず・・・。
【画像 お借りしました】
県外の自然薯栽培の様子なども併せて調べた結果、
収穫は秋から冬にかけてですが、
特殊なビニールに入れて低温で保管しているため
周年の提供が可能・・・ということが判明!!
それにしても、この老舗懐石料理店の創業は
大正8年と言われています。
当然ながらその当時は、
自然薯は静岡システムで栽培されてはおらず、
天然のものを使用していたでしょうし、
冷蔵技術も進んではいませんでした。
名物のとろろ汁が食べられる時期も
限られていたのでしょうね。 (*^_^*)