紅白歌合戦の出場歌手と曲名を見ても、
知っているものはごくわずかだった。
去年までは、こんなことなかったのに・・・。
それもそのはず。
夏以降、ニュースと討論番組以外はほとんど見ていない。
朝の情報番組でも、占いだけは気にしていたが、
芸能コーナーになると、政治関連の話題を扱っている局に
チャンネルを変えていた。
だから、私にとって今年の漢字は政。
でも、新たにこうしてブログも始められたし、
雑穀講座も開いたし、
カフェメニュー開発の仕事も経験したし、
新もあるかなぁ・・・。
ところで、今月11日に発表になった今年の世相を表わす漢字は新。
応募数16万1365通の中から選ばれたひと文字であるが、
第3位には政が入っていた。
こうしてみると、私の1年は平均的な日本人そのものだ
ということをしみじみと思うのでありました。
袋井のメロンは、日本一のおいしさと出荷量を誇り、
高い評価を得ているが、
クラウンメロン支所の組合員数(袋井市)は
平成17年に294名、平成21年は216名と減少し続けている。
農家がメロン栽培をやめる理由は
●重油価格の高騰
●温室の老朽化(温室1棟の建設費は1,000万円)
●後継者不足
そんな中、栽培を続けている農家というのは、
高い重油を買い続けることができる大金持ちだけなのか
と、勝手に思い込んでいたが・・・。
本当のところはどうなのか、生産者の方にお話を伺いました。
栽培を続けているメロン農家というのは
●温室の加温に廃油を利用している。
●研究熱心な後継者がいる。
●良いものを作りたいという思いが強い。
「廃油は回収業者に集めてもらっています。
主に冬場の加温に使うんだけど、廃油は1年中出るでしょ。
集めた廃油を溜めておくためのタンクが必要になってきます。
だから、うちもタンクの数を増やしました。
設備投資にお金はかかったけど、長い目で見ればね・・・。」
「今まで使っていた重油用のボイラーは、廃油には使えないんだよ。
だから、廃油用の新しいボイラーを設置して・・・。
それに、重油用のボイラーは掃除しなくてもよかったけど、
廃油ってのは、いくら精製してあってもカスが溜まるからね。
2ヶ月に一度は掃除しているよ。
マスクもして、そりゃあ重装備だよ。」
「中には自分で廃油の回収までやって、
経費節減している農家もいるよ。
あんたさぁ、農家って田んぼや畑にいるだけって
思っているかもしれないけど、それ以外のことにかかる時間って
けっこうなモンだよ。」
「やっぱり、いいものを作りたいっていう思いがあるから、
やめないで続けていけるんじゃないかなぁ・・・。」
生産者の情熱が、クラウンメロンという芸術品を作り出しています。
その思いは、廃油のエネルギーを遥かに超えるものでした。
お忙しい中、私の不躾な質問に答えて下さった生産者の皆様、
本当にありがとうございました。
夫がインド出張から持ち帰ったスパイス類を何とかしなきゃ
と思い、ディルとフェンネルを使って漬物を作りました。
サラダ感覚で食べられます。
かぶとセロリの葉とディルの浅漬けです。
直径7cmくらいのかぶ3個は皮をむき、
繊維を断ち切るように半月切りにします。
セロリ1本分の葉は、ざく切りにします。
塩小さじ1/2、ディルシード少々、レモン汁大さじ1、
最後にサラダ油大さじ1を加えて和えます。
次は、大根とフェンネルの浅漬けです。
大根5cmは拍子木切りにします。
塩小さじ1/2、フェンネルシード小さじ1、レモン汁大さじ1、
サラダ油大さじ1で和えます。
ディルには、鎮静効果と胃痛を緩和する効果があり、
フェンネルには、消化を助ける働きがあります。
キッチンを片づけるつもりが、思いがけず、
年末年始向けの胃にやさしい漬物ができました。