”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

比叡山延暦寺の精進料理

2017-03-31 19:34:26 | だし

だしソムリエ協会と日本産・原木乾しいたけをすすめる会様の

イベントが比叡山延暦寺で開催され、

だしと精進料理について勉強してきました。

 

お料理のことだけでなく、座禅を体験したり、

ありがたい説法を拝聴したり、

書きたいことはたくさんあるのですが、

まずは、いただいた精進料理をご紹介させていただきますね。

 

こちらがお料理すべてです。

 

   

では、ひとつずつ見ていきましょう。

  

●胡麻豆腐

  

  

●炊き合わせ(ゆば、うど、乾しいたけ、生麩)

  

  

●若竹煮とふきの煮物

  

  

●とろゆば刺身

  

  

●汲み上げ豆腐、山菜のひとり鍋

  

  

●竹の子の姫皮とゆばの吸い物

 

  

  

●大根の漬物2種とふきの葉の佃煮

  

  

●近江米

  

 

ゆば八さんの比叡ゆばがふんだんに使われていて、とても贅沢な味わいでした。

窓の外は、みぞれ混じりの雨が降り、琵琶湖は霞んで見えませんでしたが、

ゆばの舌触りが、気持ちを温めてくれました。

 

ごちそうさまでした。 (*^-^*)

  

 

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ホクホク、加賀れんこん

2017-03-30 15:47:20 | 在来種 伝統野菜

れんこんのイメージは、シャキシャキという歯ざわりでしたが、

加賀れんこんは、シャキシャキよりもホクホク。

そして、独特の粘りを感じます。

 

  

てっきり、この地域特有の品種かと思いきや、

他の産地でも栽培している「支那白花種」という品種が使われています。

 

現在、加賀れんこんが作られているのは、

主に金沢市の北部の小坂地区と、河北潟干拓地。

ここは粘土質泥地の土壌で、

この土がもっちりした食感を育てると言われています。

特に小坂地区は砂3:粘土7の割合で、重く密着度の高い粘土質。

この土壌が、れんこんの質感に影響していることは間違いありませんね。

 

  

最初に作ったものは、れんこんの天ぷら。

 

シンプルな料理だけに、ホクホク感がダイレクトに伝わってきます。

 

  

こちらは、れんこん入り黒酢酢豚とれんこんのすりおろしスープ。

 

酢豚用のれんこんは、しっかりあく抜きしたつもりだったのに、

素揚げしたら、黒っぽくなってしまいました。

これも、力強い土の影響でしょうか?

   

石川県では、れんこんは加賀藩五代藩主前田綱紀の頃から

栽培されていたと伝えられていますが、

当時は上層武士間で薬用に使われていたそうです。

 

食用に栽培されるようになったのは明治20年代になってから。

当時は、どんな食べ方をしていたのか・・・。

そんなことを想像しながら、

いつも食べている茨城産のシャキシャキ感とは違った

ホクホク食感を楽しませていただきました。(*^-^*)

  

 

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中島菜

2017-03-29 13:27:50 | 在来種 伝統野菜

加賀野菜を送っていただきましたので、

ひとつひとつ紹介させていただきます。

 

まずは、こちら。

 

中島菜と言います。

   

袋から出してみましょう。

 

 

中島菜は、ツケナ類の一種で葉にギザギザがあるのが特徴です。

葉の様子と生のまま食べた時の味は、かぶの葉に似ています。

 

写真を見ると、頑丈そうな根元が切り落とされています。

ひょっとしたら、ここにかぶのような根っこが付いていたのかしら?

と想像したくなります。

  

来歴は不明ですが、

旧中島町(かつて石川県鹿島郡にあった町で現七尾市)で

明治時代から栽培されてきた野菜です。

  

茹でてもシャキシャキ感は残ります。

こちらは、茹でた中島菜を使って、

中島菜と鮭の混ぜご飯、中島菜と豆腐の炒め物を作りました。

 

この食感は愛知伝統野菜の正月菜に似ていると思います。

あくまでも、私の感想ですが・・・。

   

 

また、石川県立大と石川農研の研究で、

血圧上昇を抑制する機能性成分を

他の野菜より多く含んでいることが確認され、注目を集めています。

  

秋にネギを収穫したあとの畑に植られ、

ネギの連作障害を防ぐという役割も果たしています。

冬越しのため、菜っ葉類に多い害虫がつかず、

無農薬栽培できるのもありがたい特徴ですね。

 

収穫時期は11月~4月までですが、

主な出荷時期の3月に中島菜をいただけたことに感謝いたします。(*^-^*)

 

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ニワトコ食べて、元気!!

2017-03-28 17:13:56 | 野菜

この花芽は・・・。

 

ブロッコリーのように見えますが・・・。

ブロッコリーではありません。

  

ニワトコと言って、山菜の中では一番早く若芽が出るそうです。

 

  

 

ニワトコは、本州、四国、九州(種子島、奄美大島、対馬、甑島を含む)

に分布しており、山野に普通に見られるそうです。

 

こちらのサイトをご覧になると、

花や実の様子がよくおわかりになります。

  

天ぷらがおいしいとのことですが、

山菜でアクも強いので、2時間くらい水に浸けておきました。

 

  

 

天ぷらの出来上がり~(^^♪

 

  

このニワトコには、弱い毒成分が含まれ、

体質や摂取量によっては下痢や嘔吐の症状が出るらしいのです。

 

送ってくださった方も、その点を心配されて

「気になるようでしたら、処分してくださいね。」

と、おっしゃっていますが、

揚げたてをつまみ食いした現時点では、元気、元気!!

 

春のほろ苦さを満喫しております。(*^-^*)

 

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東海道本線に愛称が!?

2017-03-27 16:09:23 | ブログ

今週末、京都方面に出かけます。

おなじみの京都ではなく、集合場所はJR大津京駅。

  

いただいたご案内には、JR大津京駅へは、

JR京都駅から【8:46-8:56】東海道・山陽本線 新快速 近江今津行き

または、

【8:56-9:07】東海道・山陽本線 各停 近江今津行き

と書かれていました。

  

チケットを用意するために、乗換案内を調べていると、不思議なことが・・・。

JR京都駅からJR大津京駅へ行く電車は、東海道本線ではなく、

JR湖西線と書かれています。

  

集合場所は、東海道本線のJR大津京駅。

このままでは、違う大津京駅へ行ってしまう~~!!(@_@。

   

調べましたよ。

湖西線について、大津京駅について・・・。

もう歴史から、沿線概況から、使用列車まで

すべて読みましたが、今知りたいのはこんなことではなく、

東海道本線はどこに行ったら乗れるのか?

湖西線と東海道本線の大津京駅は同じ駅なのかどうか?

ということなのです。

  

京都駅の構内図も調べましたが、

東海道本線と書かれた乗り場は見当たりません・・・。

  

もう、どこに行ったの?

東海道本線!!

  

「鉄」友達の力も借り、色々調べた挙句、わかりました~!!

東海道本線と山陽本線は、

JR西日本独自の路線愛称が付けられていたのです。

  

東海道本線で

 ・京都から米原方面へ行く路線は「JR琵琶湖線」

 ・京都から大阪方面へ行く路線は「JR京都線」

 ・京都駅の一駅隣りの山科駅から分岐する路線は「JR湖西線」

 

結局、JR湖西線は東海道本線のひとつの愛称だったのです。

 

もう、ここに行きつくまでに何時間かかったことか・・・。

 

どうにかチケットも買えたけど・・・。

 

 

当日、無事にたどり着けますように。(祈)

 

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