”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

こん太

2012-02-29 10:15:46 | 果物

まるでガキ大将のような名前、

こん太とはキンカンの品種名です。

Img_3019

 

 

この写真だけ見ても

キンカンか温州ミカンかわからないと思いますので

温州ミカンの2Lサイズと並べてみましょう。

Img_3020

 

 

こん太は、静岡市清水区柏尾の近藤恭史さんが

1990年に主力品種であった

「ニンポウキンカン」の枝変わりを発見し、

2002年に品種登録されたもの。

 

皮が驚くほど滑らかで、糖度が20度以上もあります。

この甘さとねっとり感は、生のキンカンというよりも、

キンカンの砂糖煮とか干し柿を食べている・・・

そんな気がしてきます。

 

キンカンの印象が変わるほど甘いのが

こん太最大の魅力と言いますが、

まさにそのとおり!

 

種なしこん太の研究も進んでいるそうですが、

「キンカンは種が苦手。」とおっしゃる方も、

こん太ならその苦労をいとわず、

手が伸びるはずです。

 

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スタートとゴールのカレー?

2012-02-28 13:51:53 | 野菜

この野菜は何でしょう?

Img_3008

とても大きな葉で、

Img_3002

私の顔がすっぽり隠れます・・・。 ^^;

 

これは青汁に使われるケールです。

硬そうに見えますが、

かなり軟らかくふわふわした感触です。

そのままちぎって食べてみると、甘~い!!

 

日本では、ケール=青汁というように、

ジュースの材料のイメージが強く、

「野菜として食べよう。」という発想がまだありません。

ところが、韓国では焼き肉に巻いて食べるなど

野菜としてのポジションを築きつつあるようです。

 

私はキャベツとケールでカレーを作りました。

Img_3017

キャベツの講座では

「野生のケールから、ブロッコリー、カリフラワー、

 などいろいろなキャベツの仲間が生まれていきました。」

というキャベツの系譜をお話させていただきますが、

このカレーは、まさにスタート地点のケールと

そこから分化していったキャベツが入っています。

 

実は、このカレーはアクシデントから生まれたもの・・・。

一味唐辛子の容器が壊れていて、

思いもよらない量が器に投入されてしまいました。

そこで、ターメリック、シナモン、クローブ、クミン、

ガラムマサラなどを加えて、カレーを作ったというわけ・・・。

 

ケールとキャベツの甘味で

唐辛子の辛さは全く気にならず、

「インドで食べたほうれん草をすりつぶしたカレーによく似ている。」

と夫は大喜びでした。

 

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立派な飲んべえに

2012-02-27 10:45:23 | お勉強

静岡市で開催された日本酒の講座を

受講させていただきました。

講師は、静岡市田町の丸河屋酒店店主で

日本酒学講師の河原崎吉博先生。

 

まず、日本酒の造り方、商品特性、保存管理、

飲用温度、日本酒の現状などについて勉強しました。

 

さあ、待ちに待ったテイスティングです。 (^^)(^^)(^^)

 

●4タイプ別分類テイスティング

Img_3010

 左から

 ・薫酒(香りが高いタイプ)

 ・爽酒(軽快でなめらかなタイプ)

 ・醇酒(コクのあるタイプ)

 ・熟酒(古酒のような熟成タイプ)

 

●利き酒

Img_3011

 6種類のお酒を、メモを取りながら利き酒します。

 そして、別に用意してある1本と同じものを当てます。

 12名の参加者の内、正解はたった1名。

 新潟から参加した女性でした。

 さすが~!!

 

●お酒とお料理の相性診断

Img_3012_2

 左から、本醸造、純米、にごり酒、焼酎。

 

 これらに合わせるお料理は 

Img_3013_4

 ・黒はんぺん+醤油+ワサビ

 ・黒はんぺん+醤油+唐辛子

 ・鶏のから揚げ

 ・チーズ

 同じお料理でも日本酒の種類によって

 合う、合わないがあり、かなりおもしろい実験でした。

 しかし、私は鶏のから揚げ自体が苦手なため、

 正確な判断は出来なかったかも・・・? (?_?)

 

静岡市で開催された講座なのにもかかわらず、

県外から泊まりこみで受講された方もいらして、

皆さんの熱心さに頭が下がりました。

 

単なる飲んべえですよ~。」

とおっしゃいますが、

皆さん、日本中の地酒に精通していて、

中には日本酒専用冷蔵庫をお持ちの方まで・・・。(@_@;)

こうなりゃ、立派な飲んべえです。

 

「私も八海山だけ飲んでたら、いかんなぁ・・・。」

とひとり言を言ったら、

「1年に1回、絶対に買いたいお酒があるって

 すごく幸せなことなんですよ。」

と温かな言葉が返ってきました。

 

私も、単なる飲んべえから

立派な飲んべえになるために

自己研鑽を積んでいくことを決心し、

いい気分で~♪ JRの階段を上っていきました。

 

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これ、な~んだ?

2012-02-26 09:33:43 | 野菜

この緑色の物体は何でしょう?

Img_2973

高さは12cmほど、重さは650gありました。

 

真上から見てみましょう。

Img_2974

直径は8㎝くらいです。

 

なんとこれは、生のザーサイなのです!!

 

参考までに、ザーサイの全形はこんな感じですから

Mtmymzb_9q1

これは、葉と葉柄を取り除いたものですね。

私も初めて出逢いました。

 

見よう見まねでザーサイを解体してみました。

Img_2988

思ったよりもすーっと包丁が入ります。

 

周りの緑色の皮を剥きながら、

「この感じ、何かに似ている・・・。」と思ったら、

ブロッコリーの一番太い茎や、

コールラビの皮を剥いている・・・あの感じです。

わかりますか?

 

どんなふうに食べたのかと申しますと・・・。

Img_2996

半分は、生のまま拍子木に切り、

塩昆布、ごま油、鷹の爪で和えました。(左)

残り半分は、薄切りにして、

塩麹で下味をつけた牛肉と炒めました。

味付けは、酒、醤油、オイスターソースです。(右)

 

緑色の皮は硬くはありませんが、

苦味があるので、気になる方はしっかり剥いてください。

ザーサイ特有の辛味があり、

食感は歯ごたえのあるカブといった感じです。

 

漬物の方が一般的ですが、もし生のものに出逢えたら

ぜひ、食べてみてください。

「ザーサイってアブラナ科の野菜なんだ~!」

って実感できるはずです。

 

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プチヴェールでキッチンガーデン

2012-02-25 12:07:29 | 野菜

プチヴェールは1990年、

磐田市の増田採種場で生まれた非結球芽キャベツ。

Img_2969

アブラナ科の野菜に多く発生する

「根こぶ病」に強い品種を作ろうと、

様々な交配を行っていく中で、

ケールと芽キャベツを交配して誕生した野菜です。

 

幸いなことに、私はご近所で栽培されている方が多いせいか、

プチヴェールの季節になると

ほぼ毎日のようにいただいています。

しかし、誕生から20年以上経つのに

まだまだ「食べたことがない。」と言う人が多いのも事実。

 

そんなプチヴェールに新しい仲間が登場しました。

Img_2972

左がプチヴェール ルージュ

右がプチヴェール ホワイトです。

この色は、葉ボタンを掛け合わせることで生まれました。

 

お家の花壇に3色のプチヴェールを

植えてみたらどうでしょうか?

見た目もきれい、食べてもおいしい、

毎日色違いでお弁当に添える・・・

そんなキッチンガーデンがお庭にあったら、

毎日が楽しくなりますね。 (^_-)-☆

 

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