”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ツルナとアイスプラント

2015-04-30 11:43:43 | 野菜

ツルナをいただきました。

 

 

 

沖縄では、「ハマナ」とか「ハマホウレンソウ」の名で

親しまれている野菜とのこと。

葉っぱの部分を食べるのですが、

ひとつとり出してみましょう。

  

 

   

  

私は、野菜は何でも、一度は生で口に入れます。

とってもミルそう(「みるい」は静岡弁で「やわらかい」の意味)なので、

いつものようにムシャムシャ食べたら・・・ (@_@;)

すごい渋みが口に広がりました。

  

シュウ酸を含むので、茹でて水にさらして食べるのだそうです。^_^;

 

  

  

でも、他の野菜にはない肉厚な食感。

いや、でも、これに似たものは食べたことがあります。

 

  

そう、アイスプラントに似ている!!

 

 

「シオーナ」、「プッチーナ」、「ソルトリーフ」などの名前で

売られているあの野菜です。

塩味がして、表面に水晶のようにキラキラと光っている・・・。

 

  

   

ツルナもアイスプラントも、ハマミズナ科の植物。

ツルナは、海岸の砂地に生え、

主に太平洋沿岸の熱帯から温帯の海岸に広がっています。

日本では、北海道南部以南に自生しています。

  

一方、アイスプラントは南アフリカ原産で

砂漠や荒野、海岸の砂地などの

厳しい環境で生育する植物です。

  

ツルナもアイスプラントも、逆境の中を生き抜いて

今、私たちの食用となっているのですね。

 

  

さて、今からツルナを茹で、

おひたしにしていただこうと思います。 (^^♪

 

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野菜でだしをとってみたら・・・

2015-04-29 16:55:28 | だし

NHK文化センター豊橋教室で

「野菜でだしをとってみよう!」講座が開かれ、

講師を務めました。

  

 

野菜でとるだしは、2種類。

まず、ひとつめは、玉ねぎ、にんじん、セロリでとる、

甘味十分な野菜だし。

 

 

こちらは、今朝、私がとったものを試飲していただきました。

「野菜がこんなに甘いなんて!!」

という声が聞こえてきました。


  

  

さて、もうひとつは、普段捨ててしまう野菜の切れ端、皮、種

などを使ってとるベジブロス。

これは、受講生さんを3つのグループに分け、

それぞれが自宅から持ち寄った野菜の切れ端などを使って

ベジブロスをとってもらいました。

そして、お互いのものを飲み比べてみました。

   

●Aグループ

【使用した野菜】

 キャベツ・ネギの切れ端、グリンピースの莢、

 甘夏・里芋の皮。




●Bグループ

【使用した野菜】

 生姜・大根の皮、ネギ・にんじん・キャベツ・セロリ

 スナップえんどう・ほうれん草・玉ねぎの切れ端


  

  

●Cグル―プ

【使用した野菜】

 キャベツ・パプリカ・ズッキーニ・にんじん・ねぎの切れ端

 玉ねぎの皮、セロリの葉


  

  

並べてみましょう。

奥から、Aグループ、Cグループ、Bグループの順です。


  

 

飲み比べた感想をまとめてみます。

 ●生姜が入ると香りが良くなり、飲みやすい。

 ●玉ねぎの皮が入ると、色が琥珀色できれい。

 ●果物の皮も入れると、風味が変わっておもしろい。

 ●野菜の個性が、だしに出ているのが楽しい。

 ●塩を一つまみ入れると、飲みやすくなる。 などなど・・・。(^^)


  

  

野菜だしとベジブロスを使った試食をお出ししました。

 

 ・キャベツカレー(ベジブロス)

 ・トマトと焼き野菜のおひたし(野菜だし)

 

そして、このご飯はどんな野菜を使って炊いたか

皆さんに当ててもらいました。

「どこかで食べたことのある味なんだけど・・・」


そう、このご飯は、グリンピースの莢でとった

だしを使って炊いてあります。(^_-)-☆


  

 

今日は、限られた調理道具を使って

皆さんに野菜でだしをとる実験を楽しんでもらいました。

「添加物ばかりの食事を反省し、

 食生活を改善するために受講した。」

という男性の方、

「ベジブロスを作れば、健康にもいいし、

生ごみのかさも減らせるわね。」

という主婦の方。

  

野菜の種類と同じくらいたくさんの感想を伺うことができて、

私も勉強になりました。(*^_^*)


  

受講生の皆さま、ありがとうございました。


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ロングピース

2015-04-28 10:53:20 | 野菜

明日の講座用の野菜を買うために、

松本自然農園さんに伺いました。


  

その時、こんな珍しいグリンピースを分けていただきました。

  

  

下の2つは、よく見るうすいえんどうです。

上の2つは、ロングピースという品種です。

莢の長さは、うすいえんどうが8cm、

ロングピースは13cmありました。

  

  

莢の中を見てみましょう。

 

  

両方とも8粒ずつ入っています。

豆の色は、ロングピースの方が濃い緑色をしています。

  

   

粒の大きさを比べてみましょう。

 

  

うすいえんどう(右)は、直径0.7cm、

ロングピース(左)は、直径1.3cmありました。


  

   

今年は、グリンピースの出来があまり良くないようで、

直売所にもあまり並んでいません。

私も、今年になって炊いた豆ごはんは、

松本自然農園さんのものしか使っていません。

  

無農薬栽培で、固定種、在来種のみ育ている松本さん。

畑を自然な形態にキープしておくために、

細かい手入れを行い、

てんとう虫やハチなど、野菜を食べる虫の天敵が

畑に居つくようにしています。

  

そのご努力が、強い強い野菜を作っているのでしょうか。


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ギシギシ

2015-04-27 13:00:10 | 野菜

昨夜、「ザ!鉄腕!DASH!」を見ていたら、

リーダーと松岡君がDASH島で採れたギシギシを

さっと熱湯にくぐらせて、叩いて食べていました。

 

      【画像 お借りしました】


  

  

実は、先日、山野草の研修を受けた時、

「スイバとギシギシを間違えないように。」と言われ、

名前もユニークだったので印象に残っていました。

そのギシギシをTOKIOのメンバーが食べていたので、

なんかうれしくなりました。 (*^_^*)

 

  

  

山野草の先生が左手に持っているのがギシギシの葉、

右手にもっているのがスイバです。

 

  

   

スイバは、今の時期、花が咲いており、

ギシギシはまだ花をつけていなかったので、

間違えることはありませんでした。

 

           【スイバの花】


  

  

ただ、スイバもギシギシもタデ科の植物。

そして両方とも茎や葉に酸味があります。

そういえば、松岡君も叩いたギシギシを食べて

「すっぱい!調味料的な使い方がいいかも。」

と言っていましたね。 (^^)

食用にも薬用にもなるところも共通点。

 

さらに、地域によって呼び方が異なり、

スイバのことをギシギシと呼ぶ地域もあります。

見た目の区別は、決して難しくはないのですが、

名前がごちゃごちゃになっているせいで、

この二つ、間違えやすいのかもしれません。

 

  

湿った土地を好むギシギシにとって

日本は育ちやすい環境なのでしょう。

呼び方が地域で異なるのも、

その土地で暮らす人たちにとって身近な野草だったという

証拠かもしれませんね。 (^O^)

 

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最高のドライフルーツ

2015-04-26 14:18:06 | 干し野菜

私は、こん太君が大好きなのです。

来年まで会えないと思ったら、寂しくて

冷蔵庫の最後のこん太君を、

なかなか食べることができませんでした。

  

少しずつしなびていくこん太君を見ていたら、

「やっぱり干そう!!」と思いました。

  

何となく、こんな高級な金柑を干したらいけないと

思い込んでいたんですよね。

  

 

こちらは、1週間干したこん太君です。

 

 

もともと、糖度が20度を超えると言われていますから、

とっても甘い金柑なのですが、

干すとさらに甘味と香りが強くなります。

これはもう、最高にぜいたくなドライフルーツですね。

 

  

 

私は、今まで、普通の金柑も干していました。

そして、それを刻んでケーキやクッキーに使っていました。

そう、オレンジピールのように・・・。

  

金柑を干すようになってから、

わざわざオレンジピールを買うことはなくなりました。

  

今度は、このドライこん太君を入れたお菓子を作ってみよう。

来年まで大切に、大切に使わなきゃ! (^_-)-☆

 

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