8月最後の日曜日、磐田市の富岡交流センターで
干し野菜の講義と調理実習を組み合わせた講座を
やらせていただきました。
見せるための干し野菜と食材としての干し野菜、
両方を用意しなければならないので、準備は大変です。
今日も約30種類の干し野菜を見ていただきました。
何を干したものか、受講生さんに考えてもらいました。
皆さんが干し野菜に対して疑問に思っていることは、
どこまで干せばいいのか?
そして、それをどう使えばいいのか?…ということです。
どこまで干せばいいのか?
その質問に対しては、「干し野菜に正解はありません。」
とお答えし、このきゅうりを見せます。
これは、どれもきゅうりを干したものです。
干し時間やもともとの大きさによって、
出来上がりが違ってきます。
でも、どれも正解。
干し加減を自分で変えられるのも、干し野菜の良いところです。
「あ~、干し野菜ってこういうことだったのね。」
と、腑に落ちたような声が聞こえてきました。
さあ、いよいよ実践編。
干し野菜を使った調理実習に入ります。
次の3品を実習していただきました。
・干しきゅうりの和え物
・干し野菜のラタトゥイユ
・干しみょうが入り鶏つくね
干しタケノコと桜エビの炊き込みご飯は、まとめて炊いておき、
デザートにはこのようなものを用意しました。
ヨーグルトに、自家製干しぶどうと干し梨をのせたもの。
干し野菜づくし料理が完成しました。ヽ(^。^)ノ
「生の野菜で作るラタトゥイユとは比べ物にならないくらい
コクがあって、味が濃い。
特に、干したズッキーニの食感がおもしろい。」
「きゅうりの歯ごたえがいい。
これでもう、育ち過ぎたきゅうりを捨てなくて済む。」
「鶏肉の匂いが苦手だったけど、干しみょうがの香りのおかげで
おいしく食べられる。」
「日本の気候でも、干しぶどうってできるんですね。」
などなど、うれしい感想をいただきました。
これで、また干し野菜ファンが増えました。
皆さん、秋みょうがを干すところから始めるそうですよ。
今回も楽しい時間を過ごすことができました。
受講生の皆さま、そして
この講座を企画してくださった「ゆびプロジェクト」のTさん、
ありがとうございました。(*^-^*)