宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

焼き物と道

2008年07月02日 | Weblog


以前骨董と新作のジービーズの弁別についてこちらで書かせて頂き
ましたが、伊万里焼の世界にも骨董とそれらしく見せる偽物が存在する
ようです。

そしてそれを見分けられるようになるための方法とは、結局ジービーズと
同じで、「本物を沢山見る」という事に尽きるようです。
以下「大人気!! 岡部さんちの食卓」からです。

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http://blog.livedoor.jp/seiichiokabe/archives/50553040.html

TV開運!なんでも鑑定団で「いい仕事してますね~」の中島誠之助さん、
彼の鑑定によって「日本の古伊万里鑑定額の相場が決まる」とまで
言われています。
それではなぜ彼らは本物と偽物を見分けることが出来るのでしょうか?
テレビを見ていても、虫眼鏡でジーと見るだけであっという間に見分けて
しまいます。
どうして、素人には見分けがつかないのに彼らには見分けがつくのでしょうか?

実は目利きの育て方にはコツがあるのです。
それは、本物をたくさん見ていると自然と本物と偽物の違いが分かってくる
というものなのです。
数多くの本物の古伊万里を毎日毎日見ていると、たまに偽物が
紛れ込んでいてもすぐに分かるのだそうです。
逆に本物を見たことがない人は、偽物を見せられても違いが分からない
のですね。

(中略)

迷い道の方が本物の道より大きいと言うことです。
草むらに出たときみんなどっちだろうと迷います。
そして近くに見えるそれらしき道に足を踏み入れますがまたそこへ
もどって来ます。
つまりみんなが二度通る迷い道の方が次第に大きくなるのです。
それ以来、道に迷いそうになったときには、安易に大きい道を信じずによく
観察することを覚えたのです。

先に書いた詐欺事件も、騙される人たちはみんなそっちがより最善の道だと
思ってしまうのですが、多くの人が騙される迷い道もよく観察すると
気がつくものなのです。

それでは、どうやって本物の道を見つけるのでしょうか?
それは目利きのところで話した様に、常に本物を見続けることなのです。

(後略)

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迷い道の方が広く簡単に誰でも見つけ、入る事が出来る。
しかし結局遠回りになったり、最悪命取りになったりする。
そして、「偽物しか見た事のない人の勘や判断というのは殆ど当てに
出来ない」という事になりそうです。


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