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「妖精は、人間の心に反応するんだ」
美しい森や、湖が失われつつある現代
でも、心の美しさが残っていれば、
妖精は近くに現れるのかもしれない。
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画像は、昔の「マイバースデイ」の妖精シリーズに登場した、
虹の妖精のオーロラです。
彼女は大きな音が苦手で、虹の出ている時に水辺に行き、
彼女の名前を呼んであげると、呼びかける事が出来るという事に
なっていました。
近代合理主義が非常に発達したアメリカでは、殆どの人が
妖精の存在をファンタジーとしか捉えていませんが、ただの
創作物語ではない、妖精と人との接触の実話は、今でも欧州に
伝えられています。
以下その実話の中の一つです。
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【サフォークの緑子】
人間が妖精をつかまえたというセンセーショナルな事件が、11世紀、
イギリスのサフォーク州で起こった。
ウルフピットと呼ばれる洞窟の近くで、ある日、二人の妙な子供が発見
された。
彼らは、私達とそう変わらない姿をしていたけれど、なんと、皮膚の色が
緑色であった。
そこで、珍奇なものとして、サー・リチャード・カルネという騎士が、家に
連れて帰る事になった。
家に着くと、子供達はひどく泣き始め、目の前に並べられた食べ物を
食べようともしない。
そこで人々は、「もしかしたら妖精の子では」と考え、妖精が好むという
豆を持ってくると、喜んで食べるのだった。
その後も彼らは長い事、豆だけしか口にしなかったという。
二人のうち、一人は女の子、一人は男の子で、年の小さな男の子の方は
間もなく亡くなったが、姉は人間の言葉や食物にも慣れ、洗礼も受けて、
騎士の家で奉公する事になった。
ただ、彼女の生活ぶりはだらしなく、浮気っぽかったらしい。
彼女はどこから来たかと聞かれるたびに、「太陽のない、薄暗い国で
過ごしていた」と、きっぱり答えるのだった。
二人は、自分達の家畜の世話をしていた所、ある洞窟を見かけたので
中へ入ってみた。
すると、楽しい鈴の音が聞こえたので、それに誘われて奥へ奥へと入って
いくうちに、こちらの世界に出てしまったらしいのだ。
1887年、スペインのバンホス村でも、これと殆ど同じ事が発生している。
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以前に紹介させて頂いた「妖精バイブル」は、妖精を呼んだり、会う為の方法
として、特定の祭壇を用意する事、瞑想の中で会う事を中心に紹介されて
いましたが、少し日本人向けではないように感じられる所もありました。
以下の方法は、昔の日本の本の中で紹介されていたものですが、こちらは
もっと日本人に合った方法ではないかと思います。
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【幸運を呼ぶ妖精の家】
妖精は、自然のバランスを取る存在であると同時に、人間のエネルギーや運の
バランスまでも支配する。
彼らを味方につけて、幸運を割り増ししてもらう為のおまじないを教えよう。
まず、家の庭や公園などの木をよく見て欲しい。
ピンと伸びた葉の中に、枯れてもいないのに、クルリと丸まった葉はない
だろうか。
こういう葉を、何が何でも見つけよう。
これは、気の穏やかな妖精の家なのだ。
その葉の近くの枝に、キラキラ光るもの(ビー玉やアクセサリー類)を、人に
見つからないように、一晩掛けておく。
ビー玉や指輪の場合は、ガムテープで貼り付けるといいだろう。
翌日、それを外してきて、水で綺麗に洗い、お守りにしよう。
妖精の幸運パワーが宿って、生活がグンと満足出来るものになる事、請け合いだ。